第26話

ふぅーと一息、安心はまだ
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2024/05/15 04:38
ハァハァ
『き、菊ちゃん?もぅ大丈夫だと…ぉもう…と思う…けど…』
ギュゥ
日本「いつも貴方という人は!危機感に欠けていることを自覚してください!」
日本「貴方は『大丈夫』と言うけれど私はとても心配なんです。姉さんが…また私を置いて何処かに行ってしまうんじゃないかとこの数日ずっと思っていたんですから。」
『ごめんなさい。私もまさか世界会議に出るなんて思っても無かったのよ。でも、ちゃんとアイツアメリカと約束したのよ困らせないでって』
日本「アメリカさんがその言葉覚えているとは到底思えませんが…」
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アメリカ「寒!」
フランス「何だ風邪か?」
イギリス「フンッコイツはこんなとこで引かねぇーよ」
アメリカ「いや、」
英・仏「?」
アメリカ「誰かが俺を噂してるだけだぞ!いやー俺って人気者だからさ!」
英・仏「(いつものアメリカだ。)」
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『だ、だよね~アハハ…』
日本「……その…中国さんに何か言われましたか?」
『へぇ!?あ、いや〜何も?』
日本「はぐらかさないでください。」
『すみません。バレました、正体が…』
日本「やはりそうでしたか…」
『はい、そうですって何で分かったの!?』
日本「分かりますよそんな事、姉上はバレてないと思っているかも知れませんがバレバレですよ。」
『え…そんなに分かりやすかったかしら?』
日本「えぇ特に身内には」
『だから先生も気づいたのね〜アハハ……じゃぁ変装の意味無いじゃん!!』
日本「だから駄目だと言ったでしょう?これ以上姉上の正体がバレたら大変なことになります!絶対に参加しないでください!たとえ、アメリカさんがとやかく言われてもですよ!?」
『はい…分かりました。』
日本「私もそろそろ行かないと遅刻となりますので」
『そうよね。ごめんなさいね、また菊ちゃんに迷惑かけて…』
日本「謝らないでください。私は姉上が迷惑だなんて思ったことなんか1つもありません。では、行ってまいります!」
菊ちゃんは笑顔で手を振りながら走っていった。早足で会場に向かった。
『よし、私もこれ以上愛する弟の邪魔をしてはならないわね!』
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in会場
sideアメリカ
アメリカ「全くあなたの下の名前(カタカナ)のやつ遅すぎじゃないか?もうすぐ始まるのに…」
他の国「なぁ、今日のアメリカさん雰囲気違うんじゃないか?」
他の国「何かあったとか?」
イギリス「まさか、あのアメリカだぜ?すぐコロッと態度変えてバカな事を言うさ。」
他の国「い、イギリスさん!?ビックリさせないでください。」
フランス「そ・れ・か、アメリカも大人の階段登っているのかも♡」
イギリス「気色悪。」
フランス「ちょっ、イギリス!?気色悪ってマジトーンで言わないでくれる!?お兄さん辛いから!!」
ガミガミ
他の国「……アメリカさんにとってそれはないかなアハハ」
忘れることにした。
ガチャ!!
アメリカ「ビクッ」
日本「ハァハァす、すみません遅れました…」
ドイツ「いや、遅れてないから安心するといい。」
日本「ホッそうでしたか。」
ドイツ「アイツもまだ来てないからな。ゴォォォ」
アメリカ「(おかしいぞ?何であなたの下の名前(カタカナ)は来ないんだ?俺、何かまたやってしまったのか?)」
日本「アメリカさん?もう時間ですが…」
アメリカ「え?あぁ、そうか。ん゛ん゛ッッよーしこれから世界会議を始めるぞ!!」










一旦休憩
アメリカ部下「アメリカさーんご報告がぁ…」
アメリカ「どうしたんだ?」
アメリカ部下「ついさっきあなたの下の名前(カタカナ)さんがをワシントンを発ったそうです。」
アメリカ「何だって!?」
他の国「あなたの下の名前(カタカナ)って誰だ?」
他の国「さぁ?」
日本「ホッ」
中国「ボソッ逃げたあるか。」
オランダ「…」

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