ヨジンは徐々に悪化していく自分の体と向き合って

いる・・。

症状は日ごとに増えているが、今では歩くことも困

難になっている。

それでも副会長やチェヨンはヨジンに攻撃を仕掛け

ているが、この攻撃からヨジンを救ったのはテヒョ

ンだった。

ヨジンはテヒョンによって病院に緊急搬送される。

今やヨジンの状態は悪いどころか、一刻を争う段階

にある。

体内には癌細胞が繁殖し、肝臓がんを発病、薬物に

よる中毒症状も出ていく・・。

ヨジンに薬物を盛ったのはもちろん・・。

ヨジンを助けるためには肝臓移植をするしかない

が、仮にその手術に成功したとしても助かるとは限

らない。

むしろ生存率は極めて低い状況。

しかも厄介なことに、手術を行う箇所は3年前の交通

事故のときと同じ。

一度メスを入れた場所に再度メスを入れることは、

かなりの危険を伴う治療。

もし失敗すれば、ただちにあの世に行かなければ

ならない。

このとき、ヨジンは自分に置かれた状況をよく理解

していた。

おそらく・・自分は助からないだろう・・と。

そこでヨジンは、イ課長にある頼みごとをする。

それは、残りわずかな人生なのだから、せめて幸せ

な時間をテヒョンと過ごしたいということ。

どうかこの願いだけは聞いて欲しい・・とヨジンは

懇願。

一方、テヒョンはヨジンを手術するための準備に入

るが、彼は絶対に治す気でいた。

ところが、専門医たちはヨジンの手術に反対する。

その理由は、CT写真の結果が最悪であり、手術がで

きる状態にないと判断したから。

ヨジンは自分の死期が迫っていることを知り、風の

丘に連れて行ってほしいとテヒョンにお願いする。

君はまだ死なないとテヒョンは断るが、ヨジンがし

つこくお願いしたからテヒョンは仕方なく連れて行

く。

風の丘の上で一時の時間を過ごすテヒョンとヨジ

ン・・。

しばらくしてから、テヒョンはあらかじめ用意して

おいた指輪をヨジンに渡す。

そして涙を流しながらヨジンに告白のキスをする。

これでキスをするのは2度目・・

こうすれば永遠に別れることはないだろう・・と。

ヨジンの手術はできないと思われていたが、ヨンシ

アともう一人の医師がアメリカから帰国して、

手術が受けられることになった。

そして困難な手術が行われるが・・その結果

は・・。

なんと手術は大成功し、ヨジンは生き延びることが

できた。

テヒョンのヨジンへの思いと諦めない気持ちが功を

奏した...。