帰宅したフーヤオはベッドに腰かけ両手を広げてシフォンを呼ぶ
するとシフォンはすっぽりとフーヤオの腕の中に納まり抱きしめる
それに負けじとフーヤオもシフォンのことを抱きしめ返す
フーヤオはシフォンの耳を両手で抑えると先ほどまでの甘えたような声から一転してどすのきいた低い声で圧をかけるようにしてロロに話しかけた
圧にやられた、というわけではないが自責の念に駆られていたロロはうなだれながらせめてもの反省の意志として敬語で返事をした
ロロは顔を歪ませながら返事をする
彼女にとってシフォンに悪いところなど考えつかず言わされているとはいえ悪いところを言わないといけないなんて......というわけだ
ロロは顔を真っ赤にしながらなんとか続ける
もちろん屈辱からではない、まるで自分の本心をさらけ出しているようなことによる羞恥からのものだ
フーヤオが取り出したのは数冊のノート
その表紙には『私のシフォン観察日記◯◯冊目』という題名と、それを書いている著者名に R・G という名前が・・・
それからも夜は更けていく
だが一晩中、黒歴史ノート大音読会は続けられた

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。