水萍舞華side
舞華は緊張で汗ばんだ手を、静かにハンカチで拭いながら思い切ってがらがらと扉を横にスライドさせると、待ち侘びていたクラスの皆は一斉に舞華に視線を集める。
舞華はもう一瞬のうちに慣れてしまったのか、いつもの様子ではきはきと、皆に聞こえる声でこう言い放つ
舞華が簡単な自己紹介を終えると、クラスの皆はざわざわと騒ぎだした。
舞華はすぐに手をばちんと叩く、するとクラスの皆は無言の圧力を感じたのか直ぐに大人しくなった。
そうすると舞華はしーんと静まり返る教室で本日の予定を皆に教えた
舞華がそういうと、クラスの皆は嬉しそうに目の光を輝かせていた。
そんなクラスの皆の様子をじっと見ながら舞華は昔のことを思いだしていた。
だが今はそんな事をしている場合ではない、舞華はそう思ったのか直ぐに話を戻した。
はっきりとはきはきした声で舞華は本日の日程を伝える。
そうすると一はつまんなそうに頬杖を付きながら舞華の事を見つめ、時々欠伸を漏らしながら、先生の話に耳を傾けていた
そんな様子の一を横目に、舞華は話を続ける
舞華が数分程度のお話を終わらせると、丁度チャイムの音が鳴った
静かな教室に「キーンコーンカーンコーン」と言う音が反響する。眠そうにしていた一はその音で眠気が覚めたのかシャキッとした様子で背筋を伸ばした。
一時間目の授業開始まで、のこり10〜5分程の休み時間が存在する。舞華はクラスが騒がしくならない様にその場に留まる事にした。
クラスの皆は舞華に興味津々なのか、すぐに舞華の周りに人が集まった。
それは一も例外ではなく、自身の耳をピンと立てながら興奮した様で一斉に舞華に話しかけた____
すみませんみなさん、一と同じクラスの1-1に所属したい人はコメントお願い致しますね












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。