連載中
音のない世界で君と

- ノンジャンル
歌うことが大好きな、いれいすのいむ。
メンバーと笑い合い、歌を届ける毎日は、いむにとって何より大切な時間だった。
しかし、ある日突然、左耳に小さな違和感を覚える。
「疲れてるだけ。」
そう思っていた異変は、耳鳴りや聞こえづらさへと変わり、病院で告げられた診断は――突発性難聴。
治療を続けても思うように回復せず、音は少しずつ遠ざかっていく。
「歌いたい。」
「みんなと活動を続けたい。」
その願いとは裏腹に、レコーディングでは音程が分からなくなり、ライブではイヤモニの音が聞き取りづらくなっていく。
「もう……みんなと歌えないのかな。」
大好きだった音楽が苦しみに変わり、自分を責め続けるいむ。
笑顔の裏で一人涙を流し、「自分なんていない方がいい」とまで思い詰めてしまう。
そんな変化に最初に気付いたのは、いつも隣で笑っていたメンバーたちだった。
「一人で抱え込まんでええ。」
「俺らは六人で"いれいす"なんや。」
歌えなくても。
聞こえなくても。
一人じゃなくてもいい。
音を失う恐怖と向き合いながら、それでも前を向こうとするいむと、どんな時もそばで支え続ける5人。
これは、"音"を失いかけた一人の歌い手と、仲間との絆を描く物語。
涙の先で、いむがもう一度笑える日は来るのか――。
メンバーと笑い合い、歌を届ける毎日は、いむにとって何より大切な時間だった。
しかし、ある日突然、左耳に小さな違和感を覚える。
「疲れてるだけ。」
そう思っていた異変は、耳鳴りや聞こえづらさへと変わり、病院で告げられた診断は――突発性難聴。
治療を続けても思うように回復せず、音は少しずつ遠ざかっていく。
「歌いたい。」
「みんなと活動を続けたい。」
その願いとは裏腹に、レコーディングでは音程が分からなくなり、ライブではイヤモニの音が聞き取りづらくなっていく。
「もう……みんなと歌えないのかな。」
大好きだった音楽が苦しみに変わり、自分を責め続けるいむ。
笑顔の裏で一人涙を流し、「自分なんていない方がいい」とまで思い詰めてしまう。
そんな変化に最初に気付いたのは、いつも隣で笑っていたメンバーたちだった。
「一人で抱え込まんでええ。」
「俺らは六人で"いれいす"なんや。」
歌えなくても。
聞こえなくても。
一人じゃなくてもいい。
音を失う恐怖と向き合いながら、それでも前を向こうとするいむと、どんな時もそばで支え続ける5人。
これは、"音"を失いかけた一人の歌い手と、仲間との絆を描く物語。
涙の先で、いむがもう一度笑える日は来るのか――。
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全8話
9,189文字
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