第7話

# 今もまだ 、
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2024/07/06 12:40
 












彼の背中には 引っ掻き傷や 痣などが あった 。











背中の中心には 2つ 翼があったであろう 穴のようなものが 、








とても 痛そうだった 自分まで苦しくなった 。









こちらを向いて 微笑む 、 








『 大丈夫 ?  』







そう言って 私を1人残して 上がってゆく 。
















「 そろそろ 寝ましょうか 、  」










あれから何も聞けないまま 時間だけが過ぎてゆく 、








1つのベッドに 2人で寝ることになってしまう 











その中で 低く優しい落ち着いた声が 背後から聞こえる 










『 あれは 僕が自分で 付けたものだよ 』






『 天使だからといって 虐められてた訳じゃないし 、 』








『 ただ、 君と近い存在になりたくて 


     取れないを 取ろうとしただけ 、 』







身体を 壁にぶつけたり 引っ掻いたり 傷付けたり 、






全部は 愛する人の為 なんだよ 。




こんな事 君には言えない 、












自分を責めてしまうだろう ?
















『 おやすみ 、 良い夢を見てね 。 』








愛おしそうに 見詰めて 頬に手を添え 、





1つ息を吐いてから 眠りに着く 。








皆さんも 良い夢 見てね 笑

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