第5話

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2024/06/14 09:57
あなた
もういいよ、こんな私のために
拓 哉
なんであなたがそんなに苦労しなあかんの?
1人で抱え込む必要もないんやし
あなた
拓哉……っ
ほんとはだめだし迷惑だってわかってたのに




その優しさに甘えてた



だから



高校生になっても



へたれな人間になってしまった













______







だから私は決めた





高校生になったから



拓哉だけに頼らず



自分で生きていくって






_______





ぼんやりとそんなことを思い返していた





そこに


風 雅
おねえさん、そこでなにしてるん?
あなた
えっ…?私…ですか、?
風 雅
ほかに誰もおらんやろ
あなた
た、しかに?!
風 雅
ふっ、アホやな
あなた
初めてあったのにどんな口の聞き方…
風 雅
だってお前1年やろ?
あなた
えっ、まぁ…
風 雅
俺3年生やから
あなた
だからってなんでも言っていいってことではなくないですか…?
風 雅
まあ細かいことは置いとこーや
あなた
まあ、そーですね!



風雅side




俺は一目惚れをした



桜の木の下にいた



散ってしまいそうなほど



儚い女の子に_____

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