お父様、お母様へ
勝手に出て行ってしまってごめんなさい。
でも、私は婚約者なんかに縛られて暮らしていくなんて耐えられないの
もちろん、王女なのだから婚約者は居て当たり前です。
今までいなかったのが不自然だったことは私でも分かります。
王女としての自覚もあります。
けれど、私は王女というものに、婚約者に縛られたくはないのです。
幻滅させてしまったかもしれません。
ですが、私はもう決めたのです。
私も親元を離れて暮らすときが来たのです。
私を探さないでください。
今までありがとうございました。愛しています。
レシティアあなたの レシティア○○・デビルの○○・デビル
テクテクテクテク
キィーッ
バタンッ(扉が閉まる音)
なにかの歯車が、回り始めた音がした。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。