前回のあらすじ
命綱が繋がれてない事を知った碧音は、
「…どうでもいい」
と思い、そのまま飛び降りた。
ーー救急車の中ーー
ーー病院ーー
医者「碧音さん、落下の影響で足を捻挫されています。それから……胃も少し荒れていますね。ストレスや飛び降りたことで胃潰瘍気味です。」
マネージャーはその事を聞いて頭を抱えた。
医者「骨には異常なし。でも安静は必要です。胃も無理は禁物です。」
マネージャーは涙ぐんでいた。
マネージャーは優しく肩に手を置き、碧音の表情を確認する。
碧音の顔は白く、でも少し安心している様子だった。
ーー病室ーー
(※ちなみに病室は個室です。)
碧音が呑気に空を見ていると、
((ガラッ!!))
ドアが勢いよく開く。
末澤はすかさず碧音に平手打ちをした。
碧音はよく分からずに末澤を見る。
末澤は怒鳴る。けど、声が震えていた。
正門もいつもより声が低くなっていた。
珍しく、本気で怒っていた。
大晴は碧音の前で崩れ落ち、涙をポロポロと零していた。
この時、初めてメンバーに叩かれた。
痛い。今もヒリヒリする…
けど……
碧音は6人の表情を見る。
あぁ……
そっか……
僕が、
僕が居なくなったら……
碧音は大粒の涙を流す。
碧音は声を震わせながら話す。
その時、末澤が壁をドンッと叩く。
正門はため息をつきながら話す。
さっきまであんなに怒ってたのに…
今は…優しい……
なんで…
なんでこんなに優しいの……?
正門は碧音の頭をそっと撫でる。
碧音の声は震えていた。
碧音は静かに嗚咽を漏らしながら泣いた。
正門は碧音を抱きしめて、
末澤は碧音の背中をさすり、
小島は碧音の頭を撫でて、
大晴は碧音の手を握り、
リチャと佐野は碧音をそっと見守った。



















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。