照れてる先輩…
どんな先輩でも好き。
私は
「好き」が…
誇りです
こんなにも、幸せなんだもん
あ〜…こんな日々がこれからも続けばいいのにな
翌日
ピンポーン
チャイムの音と共に胸は高鳴った
ものすごく礼儀正しく先輩は家に入った
そうして、真っ先に私の部屋へと向かう
先輩は私の部屋を舐め回すような、そんな視線で部屋を見ていた
ついつい恥ずかしくて止めてしまった…
(美夢視点)
盛大にいちゃついたあとは少し、
真面目なお話の時間だった
僕は過去のことを話した
僕の初恋は、事故で引き裂かれたこと。
未練で男装を続けていること。
…詩音とのこと
恋の表情は決して明るいものではなかった。
恋が俯いている。
僕はどうしたらいいのかな
顔を上げて僕を呼ぶ。その顔はとてもかわいくて、かっこよくて…不安が吹き飛ぶような顔だった
思わず笑ってしまった
好きって言われるのこんなに嬉しいんだ
(恋視点)
正直迷っていた
あの日の…あの事をいうか
詩音とのこと……
まだ…隠しておこう
きっと先輩との関係にも良くない影響になりそうだし
不安そうな先輩に恥ずかしい、とか言ってられる暇もなく
言葉が先に出ていた
そう言うと先輩は私に抱きついてきた
少し震えた声は私の胸を刺して、離さなかった
その言葉のインパクトがあまりにも大きかったから
きっとこれは先輩の本音だろう















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!