第31話

夏 祭 り -` S_D ´-
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2025/08/07 08:18 更新











重 岡
重 岡
なぁ! 次りんご飴食べようや!
重 岡
重 岡
まって!? わたあめもええなぁ…




















あなた
……夢か

















まさか夢に出てくるとは…




彼は幼なじみ、…兼初恋の重岡大毅。





10年前、大毅と一緒に夏祭りに行った。














あなた
どこにいるんやろ…













大毅も私も実家から上京して




大毅が今どこにおるのか分からへん。
















\ 📱 ピコン /










あなた
…お母さんからか
















お母さんから「 久々に帰って来てほしいんやけど 」




という連絡が。






どうせ暇やし、実家に帰省することにした。





















実家











あなた
お母さん、ただいま
















お母さん「 おかえり〜! ありがとうなぁ 」








私を見るなり嬉しそうに微笑むお母さん。








お母さん「 せや、準備するからこっち来てや! 」

























あなた
準備?…ってなに?

















何も聞かされてない。




なんの準備…?






















あなた
これ、浴衣?















どうやら夏祭りの準備らしい。




浴衣に着替えさせられ、髪を結ってもらった。


















あなた
いや、一緒に行く人おらんし…


















お母さん「 やぁねえ! おるやん!! 」









そう言われて背中を押されて玄関を出ると…




















重 岡
重 岡
よぉ、あなた
あなた
だ、大毅!? ///











浴衣姿の大毅が立っていた。













あなた
帰ってたんや…!
重 岡
重 岡
今日おかんに呼ばれてな
あなた
私も呼ばれてきたんやけど、笑



















お母さん「 あんたら2人で夏祭り行ってきぃや!
      10年ぶりやろ? 笑 」











お母さんは私と大毅を




交互に見てニヤニヤしている。






まさか私の初恋が大毅って知ってる…?













そんないきなり呼ばれて、祭り行ってこい



なんて大毅にとっては迷惑なんじゃ…















重 岡
重 岡
10年ぶりやな、笑
重 岡
重 岡
あなた、祭り行くか
あなた
え…?ぁ、うん!














大毅と横並びで歩くなんて、いつぶりだろ。














重 岡
重 岡
浴衣、似合ってるやん//
あなた
大毅も似合っとるよ













浴衣姿の大毅。



10年前とは違って大人びて見えた。















あなた
結構人おるね
重 岡
重 岡
想像以上やな、笑















祭り会場は多くの人で賑わっていた。











重 岡
重 岡
なんか食べる?
あなた
うん














一緒に屋台たこ焼きの行列に並んで



一緒にたこ焼きを食べる。










あなた
大毅! 私の分なくなるやん!
重 岡
重 岡
え!? 俺そんな食べとった!?












「 はんぶんこしよ 」って言って買ったたこ焼き。




気がつけば大毅は半分以上私の分まで食べていた。















重 岡
重 岡
懐かしいなぁ
あなた
え?
重 岡
重 岡
昔も同じようなこと
やっとったな、笑














10年前






あなた
大毅! 私の分の唐揚げまで食べたな!?
重 岡
重 岡
まじか!!
重 岡
重 岡
俺のポテトやるから許してや
あなた
…ポテトくれるなら許す


















あなた
いつまで経っても変わらへんな、笑
重 岡
重 岡
ええことやん














" ええこと "、か。




いつまで経っても幼なじみ。



それ以上でもそれ以下でもない。





私は大毅のこと好きやねんけどな…__________















あなた
…て、あれ?












辺りを見渡しても大毅が見つからない。












あなた
はぐれた…?















一瞬目を離した隙に消えた大毅。




まさかはぐれるなんて…。









人気ひとけの少ない場所に移動して



大毅に連絡した。















お姉さん
今暇してる?
あなた
わ、私ですか…?
お姉さんしかいないやん! 笑












片手に缶ビールを持った



成人くらいの男性が私に話しかけてきた。











浴衣姿似合っとるね
1人なら俺と屋台回ろうや
あなた
今、人待ってるので…
ええやん! ちょっとぐらい!

















あかん、グイグイ来るタイプや…













重 岡
重 岡
俺の女に何しとんの
あなた
大毅…!!
彼氏おったんかよ
















大毅を見るなり呆気なく去っていく男性。



諦めが良くて助かった…















あなた
大毅、助けてくれてありがと







重 岡
重 岡
あなた、自分可愛いの自覚しぃや
あなた
はっ、ぁえ…?///




重 岡
重 岡
まって!? こんなっ、
言うつもりなかったのに///













2人とも顔が赤面していく。













重 岡
重 岡
あっ…あっついなぁ〜!!
重 岡
重 岡
ジュースでも飲むか?












会話から逃げようとして


急に大声でそう言い出した大毅。










あなた
大毅、逃げへんで…
あなた
そのっ、想ってることあったら
伝えてくれへん…?
重 岡
重 岡
っ…











今しかない。


もう戻れない。





そう思った私は声を上げた。












重 岡
重 岡
…好きや
重 岡
重 岡
ずっと昔から好きやった







重 岡
重 岡
幼なじみとしても
重 岡
重 岡
一人の、…女性としても








重 岡
重 岡
この関係が壊れるかと思うと
なかなか言い出されへんかってん










大毅は小さく笑いながら、


でもどこか苦しそうに言った。










あなた
私も、ずっとずっと好きだった
あなた
大毅のことずっと待ってた













抑えられなくなった感情が涙として頬を流れた。
















重 岡
重 岡
ちょ、何泣いてんねん! 笑
あなた
泣いてへんし!
重 岡
重 岡
ガッツリ泣いとるわ!
















あなた
なぁ、来年の夏祭りも
一緒に行かへん…?
重 岡
重 岡
当たり前に行く
重 岡
重 岡
来年はしっかり恋人として、な///






                    𝑭𝒊𝒏.






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