その後、結局僕達は負けた
翔陽は、僕が今まで見たことない表情をしている
それほど悔しいのだろう
まあ、まだここまでやれたことの方が凄いと僕は思うけどね
いずみんが心配する
いずみんだけじゃない、他のチームメイトも
だって、一番楽しみにしていて
一番頑張っていたんだから
そんな時、王様が翔陽に言い放った
最後までしっかり "王様" なんだね
君は、ほんとにそれでいいの?王様
いや、
彼を変えるには、周りと環境を変えるべきかもね
あなたの下の名前の言葉で皆コートの外へ出る
「「 ありがとうございました 」」
そんな声が体育館に響く
だが、その中にあなたの下の名前と日向の声は無かった
あなたの下の名前が笑いかけるも、少し間を開け皆返事する
その中にも、日向の声はない
ふいに呼ばれた声に戸惑うように返事する
だから僕はあの時言ったんだ
「 それに、もし負けたとしても
「 楽しめた 」という事実は残る 」
この言葉の本当の意味はね、「 "絶対負けるとしても、「 試合に出た 」という事実は残る" 」
ってこと
僕にとってはただの "負け"
でも、翔陽にとってはこれはただの "負け" じゃないよ
君は進める
だから、
だから、
日向 翔陽
帰り、僕は先に帰った
辛い頭痛に見舞われながら、声を出す
頭痛のせいでまともに立てなくなる
あぁ、試合の時は収まったと思ったのにッ
まずい、このままだと薬まで辿り着けない、、
そしてバタンッと倒れる音がした
そんな時、少し奥からバタバタッと急ぐような音がする
そう言っておばさんは直に薬と水を持って駆けつけた
そして薬と水を飲み、息を整える
そう言いながら背中を擦ってくれるおばさんに、少し胸がキュッと締まる
はぁ、、バレー部はもう行かないとして
これからは進路、か、、
「 今ご飯準備するよ! 」と笑ってくれるおばさん
ほんとに、おばさんとあいつには迷惑かけてばっかだ
ずっと僕を救ってくれる
僕じゃない僕でも、許してくれる
あぁ、、
ずっとここに居たい
そんな思いが芽生えてしまう
そんなん、叶わないって知ってるのに
ぷろふぃーると5話を少々変えました
ぷろふぃーるは今後の伏線を変えました
5話はほぼ変わってないというか、間違えてたので、見なくても大丈夫です!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。