第15話

第二章-第七話
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2023/09/16 23:17
doyoung
doyoung
う、うん…(p_-)
目を開ければそこは見覚えのある所に
戻っていた、さっきの様な身動きが難しい状態では無く腕もしっかりと言う事を聞いてくれていた
あれは夢だったのだろうか
それにしてはやけにリアルだったような…
そう思いながら重々しく体を起き上がらせ
私服に着替えていく

doyoung
doyoung
……ふわぁ…
今日はoffの日
いつもならもう皆んなぞろぞろと起きてくる所
だがせっかくの休みなのだろういつものような
騒がしさが無く代わりに静寂が朝を物語っている
眠たい目を擦り、身支度が済んで
閉まり切った扉を開けると香ばしい香りが
漂ってきた…この匂いに釣られるように
僕は階段を降りると…
masiho
masiho
あ!おはようドヨンアㅎㅎ
朝から僕の"大好きな"人が真っ直ぐ見つめてくれた
doyoung
doyoung
…!…おはようですっ!ㅎㅎ
そう明らかに嬉しそうに言うと
微笑みながら料理に戻った
最近好きを自覚してから
ヒョンの色んな所を見るようになった
ヒョンの寝巻きもヒョンのあの嬉しそうな顔も
いつしかヒョンを目で追っかけるように
僕の好きは日に増していた
doyoung
doyoung
(ヒョンの全部が好き
ヒョンの全てを知りたい)
そんな欲に塗れた言葉も
頭を巡るようになった
doyoung
doyoung
(だけど…)
僕達は男同士でアイドル
アイドル同士の恋愛は認められず知られたものは下手したら事務所を追い出される程だ.
またなんと言っても男同士…
周囲の反応からしたら皆んなの模範的存在であるアイドルは男が好きな変わり者と見られる…
僕はヒョンだから好きなのに…
そんな言葉なんて聞いてはくれやしない
恋愛をする事すらが側がら見たら悪なのだから
doyoung
doyoung
(でも…僕はヒョンが好きだ…
苦しい程に)
僕はヒョンが"大好き"なのだ
この気持ちなんて誰にも歯止めなんか付けれる訳ないのに…だから僕は恋愛を軽視しない
ヨシヒョン達の恋愛も否定しなかったし
出来なかった…分かっていたのに
それは僕が終わらす事じゃ無いって分かってるから、ヒョンのあの嬉しそうな顔を見るととても否定なんか出来なかった勿論、皆んなも公認しているだからってあくまでメンバー内の話だ
世間はそう甘くは無いアイドルその存在だけで人間としての自由が剥奪されるから
doyoung
doyoung
(だから…これでいい)
そうして半分諦めが付いている
この気持ちを伝えるつもりはない
doyoung
doyoung
(そう思いたいのに…)
本能は許してくれないようだ
doyoung
doyoung
ヒョン…もし今日ご予定が無かったら
ご一緒にお出かけでもしませんか?
なんでヒョンの事…誘ってるんだろ

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