第3話

𝕃𝕠𝕘0始まる日常
137
2026/05/05 08:00 更新



















皆は童話の続きが気になったことはないかな

『めでたし、めでたし』って終わる物語にもその中で生きる人の人生はある

お話が写真だと考えてみると分かりやすいかもしれない
綺麗な景色の外側のその後はそこにいた人にしか分からない

そこにいる人がいる限り……絶対に“続き”はある







???
今日のポストはなんだろな~♪
???
いつも以上にうっきうきじゃん……
???
ふふ、それはですねぇ……





rn
今日は好きな本が来る日なんです!
pt
……へぇー
rn
なんか反応薄く無いですか!?
pt
ソンナコトナイゾー



rn
いつ来るか分からないからずっと楽しみなんですよ✨
pt
そーですか……まあ、るなちゃんは前も頼んでたしな


rn
?るな、宅配で頼んだの今日が初めてですよ?




ゆっくり歩いていき小さい気の箱の前で止まる

ふたを開けて中を覗き込むすると何枚かのチラシの中に本があった


rn
あ、来てました!!
pt
(届くの早すぎんだろ……)


「やったー!!のあさーん、えとちゃーん!届いたぁ!」


そういって、うきうきで駆け回る仲間の姿をよそに

チラシの中身を追っていく

pt
(特売のチラシはのあちゃん、修理系はたっつん、詐欺の警告……は、ぽん太にでもやるか)




いつも通りのチラシをパラパラ見ていると

はらりと白い何かがチラシの間から抜け落ちて足元を舞う





pt
(手紙?)


周りに障害物がないことを確認してから

屈みこんで、手紙の内容をよく見ようと手を伸ばす












ジ、ジジッ……





???
~*∼‘,^~!












pt
ッ……?


なんだ、今の

一瞬、何かが見えた気が……
pt
……


引っ込めかけた手を伸ばし

そっと手紙に触れる


pt
(なにも、ないか?)


先程の事を思い出したのに気づき

頭を振りながら、指に挟み込んで拾い上げる



rn
ぷちぷちさんも絶対気に入りますよ!この本……?
pt
……はぁ
rn
?どうかしたんですか?
pt
いや、別に……




pt
いつもの討伐依頼のお知らせだ
地面に着いたズボンを払いながら

手紙を彼女の手の上に置いて、内容を伝えた


rn
もうですか⁉二日前やりましたよね?
pt
そんだけ人手が足らないんだろうな
rn
また皆さんと役割相談ですね~…
pt
だな……





rn
?ぷちぷちさん、どうかしましたか?
pt
え、何が?
rn
いえ、なんか元気ないなって思ったんですけど……
お腹すいてるんですか?


そこは、普通体調悪いとかじゃないのか

心の中で突っ込みながら、首を振る
pt
いや、大丈夫だよ



そう、俺が感じたあれはただの気のせい……

pt
(あれもただの討伐依頼……)


そのはずなのに……

だからなのか、分からないけど



pt
(俺は、それを知ってる気がするのは……)


そんなことを考えていると

俺は自分でも気づかないうちにいつの間にか早歩きになっていた














エル
『さて、今回の記録はいかがでしたか?』
エル
『今回は連絡としてお伝えしたことがあります』



エル
『まず、この記録は元々かなりの情報が入っており』
エル
『記録の本筋ともいえる部分の処理は可能なのですが』



エル
『都合により、その他の情報を基本削っております』


エル
『この記録には含み切れなかった情報、この記録の更新状況など』



エル
『要は、記録からあぶれた裏側という事です』
エル
『もちろん強制というものではありません』

エル
『ただ、この記録をもっと知りたい、興味があるという方にとっては
役に立つかもしれません』



エル
『さて、情報を得たうえでこの作品を見るか、情報を見ず考えるかは』











エル
『皆様に委ねます』










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