国連との話が終わって早一時間。
私は考えていた。
もし、私の仮説が本当なら、もしかしなくても、先代達は、この世にいるのだろうか、と。
紅茶を飲もうと、茶葉を取り出すと、全てなくなっていた。
in町
まぁ、紅茶がないとやる気が出ないので、市場に来た。
いつもの場所だと、つまんないので本場であり、世界最大の生産国のインドに来てみた、と言う次第である。
あくまで市場観察ってだけだ。
この声は…まさか。
待て、いいかもしれない。
現地民に、プロにおすすめを聞くのも!
差し出したのは、ファーストフラッシュ。
ダージリンの一種だ。
私は普段からこれを飲んでいる。
ミルクティーにするよりも、ストレートで飲むと本気で美味しい。
差し出したのは、セカンドフラッシュ。
私は飲んだことはあるが普段から飲んでいるわけではない。
これでいいかもしれない…
とても楽しい時間だった。
しかし、それは一瞬にして、崩れた。
私の視線は一点に止まった。
混沌とした人混みの中、見慣れた顔があった。
視線を戻すと、そこには…
in図書館
紅茶は買ったからいいものの…
アレが気になる。
死んだはずの先代が生きてたということは、私の仮説が本当ということがわかる、
それは事実発見としていいことだ。
しかし。
世界の守護者が、こんなことをしたと知られれば…
確実に世間は、私たちを許さない。
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。