第11話

♚ 𝐍𝐨. 𝟏𝟏 ♚
1,692
2024/12/08 05:46 更新
あなた
キヨくんはこれからどうするつもりなの?













この高校に来た経緯を、軽く説明し終えたわたしは、キヨくんに対しそう質問を投げかけた。






すると、キヨくんは軽く目を伏せて口を開く。











綾小路 清隆
別に。特に何もしない












ふ〜ん、様子見っていうか、干渉しない、って感じかな。






ちょっと残念。






でもまぁ、ずっと静観出来る程退屈そうな学校でもないし、心配しなくても、キヨくんなら何かしら行動するよね。






その時に最大限サポート出来るよう、こっちも準備しておこっと。






そんなことを考えていると、キヨくんが口を開いた。











綾小路 清隆
あなたはどうするんだ?
あなた
わたし?
あなた
ん〜、そうだなぁ…













特に何かしたいっていうのは、まだ決めてないけど─────────。











あなた
とりあえずは情報収集かな
あなた
学校の試験についてとか、他のクラスにどんな子がいるかとか
あなた
ま、何人かに接触してみるつもり












交友関係は広げておくに越したことはないからね。






面白そうな子もいたし、他クラスの情報は持っておいて損は無い。











綾小路 清隆
そうか
あなた
ねえキヨくん、キヨくんはこの学校のこと、どれくらい把握してる?
綾小路 清隆












わたしがそう聞くと、最初は不思議そうな顔をするも、少し考えるように顎に手を当て、口を開いた。











綾小路 清隆
他の生徒と持ってる情報は変わらないと思うが、まぁ、プライベートポイントの金額的に、何かしら裏があるとは考えている












その返答に、わたしはくすっと笑みを浮かべ、だよね、と相槌を打った。






いくら国の運営する高校と言っても、生徒1人に月10万は考えられない。






将来、何の利益も見込めない生徒に、3年間毎月10万もお金を与えるなんて、無駄でしかないだろう。






そんなことにお金を使うぐらいなら、見込みのある生徒に倍の金額を支給した方がまだ利益に繋がる。











綾小路 清隆
その様子じゃ、あなたはある程度把握してるみたいだな
あなた
ふふっ、うん
あなた
茶柱センセーが言ってたでしょ?
あなた
“実力で生徒を測る”って
綾小路 清隆
……あぁ














わたしがそう言うと、数秒後、キヨくんは納得した様子で、ゆっくりと口を開く。











綾小路 清隆
つまり─────────












わたしはその言葉に、にっこりと笑みを浮かべ、何もかも把握しているように頷いた。

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