わたしは下の階にあるキヨくんの部屋に訪れ、インターホンを鳴らす。
ちなみに今、無認識……まぁ、簡単に言うとわたしが人の視覚に入らなければ、察知されない、意識されないようにしてるんだ。
あっ、キヨくんとか、わたしが対象指定外にした人は別だよ?
ちなみに、もし視覚に入っても、存在しない者として認識されるみたいだから、心配ご無用。
キヨくんとの関係は、出来るだけ伏せて置いた方が、お互い良いと思うし、なるべく見られないようにしたんだ。
そしてわたしは、キヨくんの部屋にお邪魔する。
キヨくんの部屋は、一言で言うなら、シンプルイズザベストって感じ。
無駄な物は置かれてないし、綺麗に整理されてる。
そんな中、わたしは遠慮なく、ポスっと音を立てて、ベットの上に座る。
キヨくんはそんなわたしをしばし見つめるも、何を言う訳でもなく、自分は椅子に座った。
そしてわたしは口を開く。
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キヨくんから軽く説明を受け、わたしは納得したように呟く。
松尾さん、元気かなぁ。
……っていうか──────。
…まぁ、キヨくんが、そんな簡単なことに気づかない訳ないよね。
承知の上って訳ではないけど、別にどちらでも構わないって感じか。
キヨくんに危害が加わらないなら、別にわたしも、そんなことに興味はない。
でも…お礼ぐらいは言いたいなぁ。
わたしとキヨくんがまた会えたのは、間違いなく松尾さんのおかげだし。
そんなことを考えながら、わたしもキヨくんに、この学校に来ることになった経緯を説明した。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。