お堅い学校と言っても、入学式はどこも同じようなもの。
偉い人のありがたいお言葉を頂戴して、無事に終了した。
そして昼前。
わたしたちは一通りの敷地内の説明を受けた後、解散になった。
7、8割の生徒は寮に帰るみたい。
カラオケに行くっていう猛者もいたけど、わたしは軽井沢さんたちとカフェに行くことにした。
そんなことを話しながら、入学初日を終わらそうとしていた。
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軽井沢さんたちと、カフェで1時間近く談笑した後、わたしは寮の自室に戻っていた。
軽く模様替えを終え、数十分ほどパソコン等をいじる。
無事に可動するの確かめると、ふぅ、と軽くため息をつく。
そして、ゆっくり自分の部屋を見渡して、再び、目の前の様々なパソコン等の機械に、視線を戻す。
そう小さく呟き、ぐっ、と伸びをする。
かさばったっていうのは、言わずもがな、目の前のパソコンたちのこと。
一応、必要最低限にしたんだけどね。
クスッ、と小さく笑う。
あっ、言っておくけど、別に部屋に物がたくさん散らかってるから、っていう意味じゃないからね?
白と淡い紫色を基調とした部屋にしたんだけど、あまりにパソコンたちの主張が激しいの。
出来るだけ人は連れてこないようにしよっと。
ちなみに、わたしがさっき、何してたのかは内緒だよ。
多分、その内説明するから、待っててね。
ん?どこって…決まってるでしょ?
───キヨ君の部屋。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。