第3話

いらっしゃい
292
2023/02/17 10:39





_カチッ ジュッ フー





町外れにある、一見どこにでもあるような店に響いた、誰かのタバコを吸う音






外見は、平原に馴染むような木製の3階建ての大きな店





_コト コポコポ シャカシャカシャカ





内装は、まるで絵に書いたようなレトロチックなお城のよう。




天井に吊るされた電気はオレンジ色気味でモダンな雰囲気を出している。棚一面にある様々なグラスに反射する光は美しい




どこで手に入れるか分からないインテリアや、の手作りであろうまくらめ、ぬいぐるみと可愛い感じのインテリアまで様々だ。




そんな、ガチャガチャしてそうだが統一されている部屋の中心で料理をしている男



壇上あなたの下の名前


_カランカラン
あなた
いらっしゃいませ。
MOB
よっ、1人で、カウンター空いてる?
あなた
あぁ、ごっさん!空いてますよ!
お久しぶりですね、お元気でしたか?
MOB
それは良かった
心身共に元気満々(笑

お客さんが来ると、雑談をしながら席へと案内する
あなた
じゃあ、注文が決まったら呼んでください

時刻は夜の8時頃、時間も時間なためお客さんが多く余り一人一人には相手が出来ないが、それでも丁寧な対応をしていく。この町外れにあるバーにも客が来る理由はそれなのかもしれない...、






時刻は夜の10時ちょっと前、先程まで相手をしていた人達は会計をしているもの、静かに談笑をしているもの。様々だ






まだまだ客はいるが、殆どはもう帰っているので片付けを始める
あなた
ラストオーダーです。
MOB’s
はーい


この店が大繁盛にならないのはこれかもしれないが、これを変えようと思わない




確かに自分でも10時30分までのバーなんて早いな、と思うがそれ程度だ





元々このバーは小遣い稼ぎ程度ではじめたものだし、






だってその理由は_























まぁ、いずれ分かるだろう






_ジャー キュッキュッ カチャン

時刻は11時ちょっと過ぎ




さっきやっっっと、タチの悪い酔っ払いを帰して店の片付けを始められた




ほんと、なんなんだよあいつ




MOB
もぅ、いっぱぁいぃ、もうひとくちでいぃのぉ

と、言いながら俺の腰に巻きついてきた、別に酒臭いのは慣れてるけど、ああゆう、タチの悪い酔っ払いの対応はあまり好きでは無い



1人で来ていたらしくつれがいないのでタクシーを捕まえてそのタチ悪い酔っぱらいの金を握らせ半ば無理やり帰らせた



ホント大変だった






これからはあいつらの時間なのにな





1人でこれはさすがに大変だったか?
あなた
バイトでも募集しよっかなぁ〜?

なんてつぶやきながら、自分の作る料理で堂々の1位で好きな卵焼きを食べた
あなた
うまっ



それからちょっと身だしなみを整えて奴らが来るのを待った















いや、うそ

















待ってない









居た









なんかいる
あなた
え?ゥヴン
いらっしゃいませ

ま、ちょっとびっくりしたけど日常的(?)だからいいや、気にしないでおこ
??
おいおい、散々待たせといた挙句、「いらっしゃいませ」?猫被らないでいいから、いつもどうりにしろ





...、


あなた
はぁ、わぁったよ















あなた
いらっしゃい













あなた



死柄木弔
死柄木弔
あぁ、(ニヤ
ただいま、









あなたの下の名前

プリ小説オーディオドラマ