新しいクラスにも馴染んできて、楽しく毎日が送れてる。これもあの男子五人のお陰なんだろうな。
みんなとLIME交換できたし❗
お母さん「あなたー!降りてきて❗」
おっと。お母さんが呼んでる。私の部屋は二階にあるんだ。
見知らぬ男性がいた。年は五十代前半くらい。
お母さん
「急でごめんね。落ち着いて聞いてほしいんだけど、お母さん、この人との再婚を考えてるの。それであなたの意見も聞きたいと思って。」
急です。お母様。
再婚って聞いて、わかった人もいると思うんだけど、わたし、あなたは小さい頃に父親を亡くしてるんだ。交通事故で運悪く。
まぁ最近お母さんテンション高いから、何かあったのかなとは思ってたけど。
お母さん
「あなた。ありがとう。それじゃあ近々この人との籍をいれるわ。それでね、この人、大野孝義(たかよし)さんよ。」
孝義さん
「よろしくね。あなたちゃん。」
お母さん
「孝義さんには息子さんがいらっしゃるんですって。あなたと同級生らしいの。」
孝義さん
「ああ。僕の息子も会いたいといってたよ。だから明日の夜、ディナーに行って顔合わせって感じでいいかな?」
どんな男の子かな?
え!
ちょっと待って❗
大野孝義さんっていってたよね。
しかも同級生って‼
まさか!
まさかね😅
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。