あなたの下の名前Side
BMSG中学校卒業式にて
あーあ、壮大の第二ボタン、無くなっちゃってる。
ずっと好きだったんだけどな。
ここ、BMSG中学はアイドルやアーティストとかを育てる学校。
壮大はダンサーを目指している。
私は歌手になりたいと思ってるの。
壮大とはおんなじクラスで、
私が歌って壮大が踊る、なんてこと
よくあったなー、
壮大のダンスは多分誰でも惚れるくらいしなやかで、
なんかエロいし。
それでね、志望校もおんなじだったの!
だから一緒の塾でさー、
でも、壮大は私のことどうも思ってなかったんだ。
なんだろ、
もしや、ボタンくれるとかっ?
それはないか。
壮大はそんなかっこいいこと出来ないでしょ、きっと。
🕺Side
ついに、来てしまった。
俺がずっと片想いしてた、あなたの下の名前に
告白するときが。
それと一緒に第二ボタンもあげる予定だ。
あなたの下の名前、待ってて。
放課後
🕺Side
やっば。
ボタン失くしたんだけど。
恥ずすぎる、俺から呼び出しといて。
あー、もうどーすればいいんだよー!!
分かんない、分かんなすぎるっ…
ある尊敬する書き手様と話をしてたんです、
「そーちんがあたふたすんのって、可愛いよね!!」、と。
だから、とりあえずそーちんにあたふたさせようという結論になって、
そうたくんの第二ボタンは私がしっかり預かりました(違います)
もともとおしゃんてぃーな話を予定してたんですけど、なんかこっちの方が好きかも笑
リクエストとか、いつかやってみたいですねー、
多分そーちんしか書けないけど…笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!