第10話

君の第二ボタン 🕺
362
2024/02/04 09:00
あなたの下の名前Side











BMSG中学校卒業式にて





















あなた
あ、壮大!
ソウタ
ソウタ
あーあなたの下の名前やん、どした?


あーあ、壮大の第二ボタン、無くなっちゃってる。




ずっと好きだったんだけどな。




ここ、BMSG中学はアイドルやアーティストとかを育てる学校。




壮大はダンサーを目指している。




私は歌手になりたいと思ってるの。




壮大とはおんなじクラスで、




私が歌って壮大が踊る、なんてこと




よくあったなー、




壮大のダンスは多分誰でも惚れるくらいしなやかで、




なんかエロいし。




それでね、志望校もおんなじだったの!




だから一緒の塾でさー、




でも、壮大は私のことどうも思ってなかったんだ。


あなた
んーなんでもないっ、
3年間、ありがとーね
ソウタ
ソウタ
まああと3年あるけどな笑
あなた
まーねっ笑
ソウタ
ソウタ
あのさ、
あなた
ん?
ソウタ
ソウタ
卒業式終わったら、屋上来てくんない?
あなた
おっけー



なんだろ、




もしや、ボタンくれるとかっ?



それはないか。



壮大はそんなかっこいいこと出来ないでしょ、きっと。


🕺Side











ついに、来てしまった。





俺がずっと片想いしてた、あなたの下の名前に





告白するときが。





それと一緒に第二ボタンもあげる予定だ。




あなたの下の名前、待ってて。


放課後









🕺Side





あなた
おまたせっ
ソウタ
ソウタ
ありがとな、来てくれて
あなた
んーん、なんも予定なかったし
だいじょぶ
ソウタ
ソウタ
あのさ、俺
あなた
うん
ソウタ
ソウタ
ずっとあなたの下の名前のことが好きでした
これ、受け取っ……………
あなた
え、どーしたの
ソウタ
ソウタ
ちょ、ちょっと待って
あなた
うん、いーけど


やっば。




ボタン失くしたんだけど。



恥ずすぎる、俺から呼び出しといて。



あー、もうどーすればいいんだよー!!


あなた
ねー壮大
ソウタ
ソウタ
はいなんでしょうか
あなた
なんでそんな声ちっちゃいのよ笑
まあいいやっ、あのさ、
ソウタ
ソウタ
はい
あなた
間違ってたらごめんなんだけどさ、
ソウタ
ソウタ
はい
あなた
ボタン失くした?
ソウタ
ソウタ
えっ!!!
ななななんでわかったの!?
あなた
あははっ、やっぱり
昔っから変わんないね
ソウタ
ソウタ
うー、ごめん、
まじで土下座するっごめん
あなた
アハハッ土下座綺麗すぎだろ笑
土下座なんてしなくていいよ、怒ってないし笑
あなた
その代わり、
あなた
私と付き合って?
ソウタ
ソウタ
ソウタ
ソウタ
えっえええ!?
あなた
どんだけびっくりすんの笑
そんなに嫌?
ソウタ
ソウタ
嫌な訳ないっ、じゃあボタン全部あげるっ!
あなた
フフッありがと笑
分かんない、分かんなすぎるっ…

ある尊敬する書き手様と話をしてたんです、

「そーちんがあたふたすんのって、可愛いよね!!」、と。

だから、とりあえずそーちんにあたふたさせようという結論になって、

そうたくんの第二ボタンは私がしっかり預かりました(違います)

もともとおしゃんてぃーな話を予定してたんですけど、なんかこっちの方が好きかも笑

リクエストとか、いつかやってみたいですねー、

多分そーちんしか書けないけど…笑

プリ小説オーディオドラマ