第5話

第4話 桜の巫女VSゴンザレス
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2023/01/24 09:00
まずは、クナイで様子みようかな。私は、クナイを投げた。
バキン
ゴンザレス
クナイだけで、俺をとめれると思うなよ。
力だけで破壊した!?まずい。これは、予想外。あいつは、外側に攻撃をしても、おそらくびくともしないだろう。だから、毒を使って内側から破壊しようとしたのに······。
ゴンザレス
破壊【怒りの鉄槌】
来る!!
赤木香菜
【花桜剣】
ゴンザレス
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄。
バキン
しまった。私の剣も破壊された!!私は、上に飛んでかわす。
ドカーン
なんていう破壊力なの。あんなのに、当たったら······。
ゴンザレス
運動神経は、いいみたいだな。
さすがに人を持ちながら戦うなんて無理あるんだけど······仕方ない。私は、憎男を横にさせた。
ゴンザレス
ほぉー。憎男をおいたか。だが、いいのか。俺が、そいつを人質にするかもしれねぇぜ。
赤木香菜
貴方の目的は、私でしょ。なら、この子には、関係ない。もしかして、この子を人質にして、卑怯な勝ち方をするつもりないよね。
ゴンザレス
(こいつ。俺に挑発してきやがった。生意気な、くそあまが。絶対に殺してやる。)
挑発には、成功した。このまま『桜手裏剣』を出して、剣技で終わらす。
赤木香菜
【花桜剣】
ゴンザレス
(なるほど。あの武器は、能力で出したのか······)
赤木香菜
行きます。
赤木香菜
花妖【桜手裏剣】
赤木香菜
【超加速】
私は、桜手裏剣とともに走り出した。
ゴンザレス
(はえ~。目で追うのがやっとだ。だがな、俺をなめるなよ。)
ゴンザレス
破壊【気合いの絶殺】
力をためて、私が近くに行ったときに撃つのか。あの攻撃を喰らったら、ただでは、すまなそうね。でもね。そんなの、関係ない。
赤木香菜
花妖【花粉団子】
私は、花粉をまとめた奴を発射した。
ゴンザレス
な、なんだ!?ハクション。ハクション。
赤木香菜
剣技【舞い踊る桜姫】
ゴンザレス
グハッ。
攻撃が当たった!!よし、もう一度。
赤木香菜
剣技【舞い踊る桜姫】
ガシッ。
しまった。刃先を掴まれた。まずっ。
ゴンザレス
なめるなよ。くそあまが。普段は、筋肉のことしか考えてねぇーが、俺だってバカじゃねぇ。一度見た技も対策するし、反撃したりするんだよ。こんな風によ。
バン
赤木香菜
くっ。
私は、一撃をもらって、ぶっ飛んだ。くっ。痛い痛い。今までは、私より下の方が多かったし、傷もあまりつけられず、勝ってきた。それに私は、攻撃とスピードのアタッカータイプ。ディフェンス型じゃないから、結構つらい。
ゴンザレス
がはははは。この程度、俺でも勝てるぞ。アランの奴、サラに任せようとしていたなんて。俺様で、十分じゃねぇか。
私が主に使える魔法属性は『花』。これは、特殊属性に入る。基本的には八属性だが、まれに特殊な属性を持つ人がいるみたいだ。そして、特殊属性を持つ者は、とあるパワーアップができるみたい。だから、悪いけど使わせてもらうね。
赤木香菜
【桜の巫女】
ゴンザレス
なんだ······こいつは······。
私のパワーアップは、『桜の巫女』。著しく花魔法を上げ、その中でも桜の技の威力を3倍に上げる。
赤木香菜
花妖【桜手裏剣】
ゴンザレス
ふん。この程度の手裏剣なら、すぐに砕いてやる。
バリバリバリ
桜の手裏剣がゴンザレスの拳とぶつかり合う。
ゴンザレス
(なかなかいい強度してるじゃねぇか······)だがな、この程度で、負ける俺じゃねぇ。
ゴンザレス
破壊【怒りの鉄槌】
バキン
ゴンザレス
どうだ!!なめるなよ······こ、小娘······。
私は、力をためていた。花魔法の中で、私しか使えない桜技。
ゴンザレス
なんだ······あの球体は······まさか、俺にぶつける気なのか······あの球体を。
赤木香菜
花妖【永遠の黒花桜】
ゴンザレス
や、やめろーーーーーー。
ドカーン。
凄まじい爆発音が起こった。あれほどの攻撃を喰らったら、どうなるのか分からないね。
······
!?
煙がなくなり、そこにあったのは、魔法少女の格好をした女の子に担がれているゴンザレスの姿だった。
サラ
ずいぶん、派手にやられたね。ゴンザレス。心配してきて見にきて良かったよ。
ゴンザレス
サラか······。くっ。面目ない。早く、あいつを始末しなければ······
サラ
その傷では、さすがに無理でしょ。それに、あの状態になった香菜ちゃんには、もう勝てないよ。
ゴンザレス
ふざけるなよ。アランの希望に答えられないでは、ないか。
サラ
アランは、最初から私を行かせるつもりだった。なのに、ゴンザレスが勝手に考えなしに向かった。この意味が分かるよね。
ゴンザレス
す、すみません。
サラ
というわけだから、今回は見逃して~。
なんなの。あの子。明らかにゴンザレスという男より強い。なんなら、私を簡単に殺せちゃうみたいな強さ。本当は、敵と分かった以上、見逃したくないんだけど······私も3連戦は、さすがにきつい。今回は、見逃した方がいいと思う······。
赤木香菜
分かった。いいよ。
サラ
本当?ありがとー。ゴンザレス、感謝しなよ。本当は、こんなことあってはならないんだからね。
ゴンザレス
はい······。
サラ
じゃあね。
ゴンザレスと女の子が消えた。転移魔法か、何かか?ってか、私達も早く帰らないと······。私は、憎男を担いで家まで向かった。

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