夜明けと共に,彼らは音もなく訪れる。
少し驚いた顔をした薬師は、薬売りを見る。
すると、横に薬売りの姿はなかった。
と、呆れたようにため息をついて辺りを見回す。
ある香の向かう方
それを追った先には薬売りの姿が。
遊郭なんてまだ開く時間では到底ない。
夜,再び出直すしかなさそうだが、、
そういうと、薬を薬師から受け取り,遊郭の中へ入って行くのだった。
楼主は、こちらに接客を始めるも薬売りには関係なく
ただ探るは1人の気配。
楼主の話を聞かず,ずかずかと屋敷に入り込んでは1人の男に声をかけた。
そう静かに聴くと、男は不思議な顔をして答えた。
少し首を傾けては、裾からある薬を男に差し出した。
そう言って少し笑うと、薬売りは店を出た。
遊郭を出て1人そう呟き、刀を抜くと、、
雫と共に日が落ちた。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。