鉄格子にかけていた足を前に進ませ、
青年をふわっと抱き寄せる。
その瞬間怪獣たちの動きが一瞬止まる。
が
ドォン…!ガシャン…!ガシャン…!ドゴォン…!
そういい、私の掴んだ腕を突っぱねる。
そういい、青年を抱え廃ビルの2階部分から
少し離れた空き地まで来た。
その頃には、警報音を聞きつけた防衛隊が到着し
怪獣の一掃にかかっていた。
そういい保科は現場に戻り、残された2人に沈黙が走る。
デコを指で弾く。
パチンッ!
そして、るいが小さな声で呟いた。
その言葉が本心なことは聞かずもがなわかった。
そして、私も廃ビルの方に戻る
あらかた怪獣も片付けられており
ほとんどすることは無かった。
そういい、今回の異端者事件の発端
如月るいを車に乗せ、異端者協会本部へ走った
そんな、話をしながら車を走らせ如月を協会に預ける
ついでに元メンバーにも挨拶を済ませ、
立川基地に出戻った。
1週間後、私は第3部隊、立川基地に戻ってきた。
ガバッ!!
基地の敷居を跨ぐやいなや、視界が遮られる。
その嗅ぎなれた匂いに名前を呼ぶ
抱きつく保科の頭を笑いながらぐしゃぐしゃと乱す
抱きつかれていた腕を解き、今まで抱えた気持ちをぶつけ、保科の頬に唇を軽く当て基地内で追いかけっこが始まる。
それを追いかける保科の顔は耳まで真っ赤だったとか。
それからというもの私は新人教育をする傍ら、
ワーカホリックの保科の休養要因としても
重宝されている
隊長の亜白とも歳の近い友達のような関係で
良く休暇には出かけている
それを羨んだ新人たちにもことある事に押し掛けられ
稽古含め仲良くやっているとか












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。