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第7話

ただいま
95
2025/10/19 02:10 更新
??
あれ?お姉ちゃん、
あいつ1人にしていいの?
あなた
保科は強いからな。
??
随分信頼してるんだね〜……
あなた
時間が無いから手短に言うぞ。
お前に私らは倒せない。
??
そんなわけないじゃん!!
こんなに怪獣たちを従えた僕に
逆にかないっこないんじゃない??
苦し紛れの言い訳にしては
苦しすぎだって〜!!
大人しくお姉ちゃんが捕まっておけば
あいつの記憶も戻って、
死なずに済んだ!!
全部、全部、君のせいだから!!
あなた
その能力は!!
??
?!
あなた
お前のもってるその能力は
記憶操作なんかじゃない!
結果として記憶操作ができるだけなんだ!!
??
は?
あなた
本来は、奥底に眠ってしまった記憶を
呼び覚ますものだ。
もっと綺麗に使っていい。
お前がどうしてそっち側に
行ったのかは分からない。
どうしてお前が私に執着するのかも、
私には分かってやれない。だけど、、、
??
あなた
もっと吐き出していい。
人に寄り添えばいい。
人はそういうふうに出来てる。
鉄格子にかけていた足を前に進ませ、
青年をふわっと抱き寄せる。

その瞬間怪獣たちの動きが一瞬止まる。


ドォン…!ガシャン…!ガシャン…!ドゴォン…!
あなた
?!
保科 宗四郎
余獣に引き寄せられて本獣が出たんや。
僕らもここを離れんと巻き込まれる!
あなた
??
僕は置いてって!
そういい、私の掴んだ腕を突っぱねる。
あなた
私さ、今も昔も変わってないことがもう1つある
??
あなた
敵味方問わず死ぬことをを許さない。
そういい、青年を抱え廃ビルの2階部分から
少し離れた空き地まで来た。
その頃には、警報音を聞きつけた防衛隊が到着し
怪獣の一掃にかかっていた。
保科 宗四郎
ほな、僕は防衛隊の方行くな
あなた
うん、ありがとう
保科 宗四郎
ええよ
そういい保科は現場に戻り、残された2人に沈黙が走る。
あなた
お前さ、名前は?
??
……。
あなた
なー・まー・え!!
??
……如月、、、、るい
あなた
はぁ……。
るいはさ、これからどうしたい?
如月 るい
……。
あなた
言葉にしないと分からない。
私らは他人。
お前の能力の記憶操作は
他人の記憶を覗くためのものじゃない。
ばかばか能力使ってるから
言葉の使い方忘れんだろ!
デコを指で弾く。

パチンッ!
如月 るい
……っつぅ……!
そして、るいが小さな声で呟いた。
如月 るい
……たぃ
あなた
ん?
如月 るい
お姉ちゃんと…一緒に居たい。
その言葉が本心なことは聞かずもがなわかった。
あなた
…… !  はぁ、わかった。
じゃあ、ちょっと待ってろ。
如月 るい
え?
あなた
あいつら片付けたら口利きしてやるよ。
これでも、異端者イレギュラーのトップランカーだからな。話くらいは聞いてくれんだろ
如月 るい
…ありがと、お姉ちゃ…
あなた
お姉ちゃんやない
如月 るい
あなた
あなたの苗字あなたの名前。あなたの名前でいい
如月 るい
ありがとう。あなたの名前
そして、私も廃ビルの方に戻る
あらかた怪獣も片付けられており
ほとんどすることは無かった。
あなた
じゃあ、こいつ、気乗りはせんけど
こっちの協会に顔出しついでに
預けてくるから何日か貰うな。
立川基地の派遣契約に関しては延長にしとく!また帰ってきたら頼むな!
亜白 ミナ
あぁ
そういい、今回の異端者イレギュラー事件の発端
如月るいを車に乗せ、異端者イレギュラー協会本部へ走った
あなた
あ、そういえば、お前、
如月 るい
あなた
あいつ記憶戻しとけや?
あいつだけやない。
他の奴らも弄ってんねんやろ?
全部戻せ。
如月 るい
……。
あなた
あからさまに嫌な顔すんな。
お前は協会出たら強制的に更生施設や。
そこで頑張っとれば正式に異端者イレギュラーとして
仕事も受けれるようになる。
まぁ、面会もできる。
如月 るい
逢いに来てくれるの!?
あなた
お前がスタッフの言うことちゃんと聞きよったら会いに行ってやる。
如月 るい
わかった!僕がんばるよ!
それで、施設出たらあなたの名前と仕事する!
あなた
おー、頑張りや
そんな、話をしながら車を走らせ如月を協会に預ける
ついでに元メンバーにも挨拶を済ませ、
立川基地に出戻った。
あなた
ただいま戻りました〜
1週間後、私は第3部隊、立川基地に戻ってきた。

ガバッ!!
あなた
うぐっ!!
基地の敷居を跨ぐやいなや、視界が遮られる。
その嗅ぎなれた匂いに名前を呼ぶ
あなた
……宗四郎?
保科 宗四郎
……ぐす…
あなた
寂しかった?
保科 宗四郎
……ズズっ……
あなた
お帰りは言ってくれんの?
保科 宗四郎
…ぐす…おかえり……。
あなた
ははw
ただいま
抱きつく保科の頭を笑いながらぐしゃぐしゃと乱す
保科 宗四郎
待ってたんや……ずっと。
あなた
保科 宗四郎
あなたの名前がいってもうてから
記憶が全部戻ってきた。
あなた
あー、あいつに、ちゃんと戻せやー
言うたからな〜言うこと聞いたんやなw
保科 宗四郎
それから、考えとった。
あなたの名前もこんな気持ちやったんかな?って
あなた
保科 宗四郎
あなたの名前の存在が綺麗さっぱり消えてしもうて、なんでかわからんけど寂しいとか苦しいとかそんな感情が渦巻いとって、でも、あなたの名前と一緒におると心地好くて、今手離してもうたらもう一生会えん気がして、不安でいっぱいで…
あなた
それは、私のセリフなんだよな……。
保科 宗四郎
なんでや?
僕は何があってもあなたの名前のことは忘れへんって思ってた!けど…
あなた
それは私もそうなの!!
あの頃の私も宗四郎の記憶を抜かれても忘れることない!って思ってた自分のこの思いの方が強いって!
けど、実際は忘れてた!
ほんで、今回、宗四郎の記憶を抜かれて私だけを忘れて、宗四郎もこんな気持ちやったんかな?って考えさせられた。
あなた
それにもう、このまま、離れてしまっていた方が、こっち側の問題に巻き込まんですむ、私を知らない方が安全やとも思った。けど、それでも、
保科 宗四郎
一緒におりたかった。?
あなた
…(( コクン…
保科 宗四郎
僕ら似たもの同士やな(笑)
保科 宗四郎
あなたの名前。
あなた
ん?
保科 宗四郎
言いたいことあんねんけど……
あなた
あ、言わんといて!
保科 宗四郎
なんで?!
あなた
好きやで!宗四郎!(( チュッ…
保科 宗四郎
あ!!あなたの名前ー!!
抱きつかれていた腕を解き、今まで抱えた気持ちをぶつけ、保科の頬に唇を軽く当て基地内で追いかけっこが始まる。
それを追いかける保科の顔は耳まで真っ赤だったとか。

それからというもの私は新人教育をする傍ら、
ワーカホリックの保科の休養要因としても
重宝されている
隊長の亜白とも歳の近い友達のような関係で
良く休暇には出かけている
それを羨んだ新人たちにもことある事に押し掛けられ
稽古含め仲良くやっているとか

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