私の願いがマイキーに伝わることはなかった。
私を見るマイキーの目がとても冷めていて、ドラケン派だと決めつけられて。
まぁ...今の流れでいくとそう捉えられてもおかしくはないもんね。
稀咲を加入させることに私は反対しない。
でも、パーを出所させることは反対。
こんなあやふやな状態で、口を開いてもきっとマイキーは聞いてはくれない。
どうしたらいいの..........
立ち上がった場地に腕を捕まれ、抵抗できないまま私はお店の外へと出てしまった。
外から少し中が見えて、マイキーの後ろ姿が目に入る。
泣いたりしないでしょマイキーは。
場地side
「 汚れて欲しくない。」
願うように、まるで自分が汚れてる側だとでもいうような顔であなたはマイキーに言っていた。
不良の時点で俺らは"綺麗"でもなんでもねえと思うんだがな。
過去のことは何も知らねえ。
あなたが何かを抱えていることは出会ったあの日からみんな知ってる。でも、だからこそその傷を広げないよう約束した。
"あなたが話してくれるまで何も聞かないでおく"
エマとあなたが買い物に出かけていた間に真一郎くんと。
2年経っても話す気配はゼロだがな。
あなたはマイキーと言い合いになったことに負い目を感じたみたいで、店の中であたふたしてた。
だから連れ帰ってんだけど...マイキーを置いてきたことにも罪悪感が重なって顔は暗いまんま。
慰めるとか俺わかんねえぞ...
第一あなたがこんな落ち込むとこなんて見たことねえし...三ツ谷かドラケンなら何とかしてくれるか?
いやでも、先に帰ったし。
止まれって言われたから止まっただけなのに止まるなとか訳わかんねぇこと言ったあなたは、勢いよく地面に転んだ。
大人びて見えるくせにマイキー並に手がかかる。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。