you side
なんとか紗夏先輩と復縁できて、今は看病中。
そう言って私はタオルを取ってこようとすると、
クイッ
袖を引っ張られてそう言われた。
…可愛い、
いつもはもっとなんか、大人の余裕みたいなものがあったけど、今目の前にいる紗夏先輩は弱ってて子供みたいだ。
ダメだ。自分。抑えろ。
相手は病人。弱ってるから思ってもないことを言っているのかもしれない。
そう思っていたら
可愛いっ!!!
何この生物!!!!
キュン死しそう!!
私はそっと紗夏さんのおでこにキスをした。
へらっと笑う紗夏先輩にまた胸が高鳴る。
…この人はいったい、どれだけ私をドキドキさせたら気が済むんだろうか、
…急なデレは流石にダメでしょ、
私の理性はほぼ限界を迎えていた。
この人は…本当にあざとい。あざとすぎる、
私が会った中で一番あざとい。
私がそう言うと、紗夏先輩は嬉しいのか私にくっついて離さない。
もう絶対に、離さないから
一緒に幸せになりましょうね。紗夏先輩
𝑒𝑛𝑑














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。