目を覚ますと、見慣れた天井。
私の家だ。
あれ、紗夏何してたっけ、
確かインターホンが鳴って、そんで行って開けたら…
そうや、倒れちゃったんや。
あれ、そんじゃあなんで自分ベッドにおるんやろ…
そんなことを考えながら右手をあげようとすると、右手に重みを感じる。
なんやろ…
そう思って隣を見ると
そこには先日、別れたはずのあなたの下の名前の姿があった。
え、なんで…?
なんであなたの下の名前がここに…
まさかあなたの下の名前がここまで運んでくれた、?
やっぱ…あなたの下の名前は優しい、優しすぎる。
私はあなたの下の名前に酷いことをしたのに、あなたの下の名前はこうやって私が体調不良だったら看病をしてくれた。
また、好きが積もっていく
好きになったらあかんのに、
いつの間にかあなたの下の名前が起きてそう言った。
ほんまにびっくりした…。寿命縮んだ気がする、
そこから少しの沈黙が流れる。
やっぱ気まずいよな、
これでも元恋人やったし、
2人きりとかめっちゃ気まずいやろ、
勇気を振り絞って声をかけてみる
こんなに真っ直ぐに思いを伝えてくれてんのに…紗夏はそんな思いから逃げ出そうとした、
ほんまに最低な人。
やのに、あなたの下の名前は…それでもずっと好きでいてくれている。
あなたの下の名前は、私の手を強く握り、真っ直ぐ目を見る。
もう離さないとでも言っているような目で私にそう言う。
そんなこと言われたら、紗夏は…
そう言うしかないやん、笑














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。