凛が先に教室から出てから
しばらく経ったため、自分も教室を出た
教室を出ると、人の姿はなく
廊下は静かだった
冴先輩はもう居なくなっていた
でも会ったとしてもめっちゃ気まづいし、恥ずかしいから
良かったのかもしれない
そして、さっきあった出来事を思い返してしまう
凛に触られたこと
冴先輩の視線
それが嫌でも蘇ってくる
そして鮮明に覚えているのは
凛との性行為の気持ちよさ
ずっと前から冴先輩一途だったから
彼氏なんていた事もないし、
性行為なんてもってのほかだった
好きじゃない人
ましてや好きな人の弟とこんなことをしてしまった
自分に腹が立ってしまう
しかもそれを好きな人に見られたなんて…
きっと冴先輩は私の事嫌いになったかもしれない
ため息をついていると
ピコっとスマホの音がなった
スマホの画面を見てみると
そこには”冴先輩”という文字が浮かび上がっており、
こう来ていた
明日ずっと片思いしていた相手への
恋が終わると思うと涙が止まらなくなった
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡×36













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!