第110話

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2023/06/30 08:12



流星side





とにかく逃げるために全力疾走。これまでないくらい走って走って走った。



『なんで逃げるのー?!一緒に行こう!!』


絶対行こうの意味ちゃうやつやんか…!



気持ちの問題やなかった。いつもより音が小さく聞こえたのは走るのを想定して遠目に距離を取ってたからやった。
相手がハイヒールなのが幸いや。走るのが遅めの俺やけど、俺でも逃げ切れる…!



冷静に物事を見れてる時点でまだ自分に余裕があることを知って少しほっとする。このまま家に帰ったら絶対やばいから人が多いところに行こう。身バレとかそんなん今気にしてる場合やない。




家を通り過ぎて中央路に出れば人混みがすぐ近くにあって。迷う間もなくその人混みに紛れた。さすがにまだお昼時なのに包丁持ってたらバレるやろうし、こんなところまで来ないやろと思って様子を見てみると、案の定引き換えしたっぽかった。


流星「ッはぁ…。」



気が抜けた途端に襲ってくる物凄い疲労感と倦怠感。寝れてなくて貧血なのにこんな全力疾走したらそりゃ疲れるわ。人混みやからちょっと酔いそうやし。



流星「今度こそ…帰ろ…。」





と思ったけど正直家に帰りたくない。ほんまに殺されるかと思った。こんなことがあった後に自分の家に帰る勇気は流石にない。

大橋くんあたり泊めてもらえんかな…。試しにメッセージ送ってみよう。






『大橋くん今日家泊めてもらえません?』



そこまで入力して送信ボタンを押そうとしたけど、寸前のところで手が止まった。引き返したとはいえまだ俺のこと諦めてないやろうし、もし大橋くんの家までついてきたら…?大橋くんまで俺みたいな目に遭うかもしれん。それは絶対嫌や。かといって自分の家に帰る?もしさっきみたいに追っかけられたらまた逃げ切れるって確信を持って言えない。




もう、どうしよ、




どうしようか迷って人混みの中途方に暮れてた時、




「あれ、流星?」




確かに聞こえたその声は、さっきまでメッセージを送ろうとしていた、間違いなく俺らのリーダーの安心する声で。




流星「…大橋くん。」

和也「どうしたんこんなところで。あ、お昼買いに来た?時間あったら一緒食べへん?美味しそうなの見つけたんよ〜!」


いつものハスキーな明るい声聞いてたら、安心感からか涙が出てきて。


和也「ちょ、どしたん?え、大丈夫?!」


大橋くんがオロオロしてるのがわかって止めようとしても止められへん。



和也「えーっと、どしたらいいんや。え、とりあえず家来る?」




さっきまで躊躇していたのに、その問いかけに無意識に首を縦に振っていた。






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皆様大変お待たせ致しました。テスト期間中完全に小説から離れたら書きたいなぁっていつの間にか思ってた自分がいます。なんやかんや言って小説大好きですね。


え、新曲やばくないすか?軽く思考停止なんだけど。主恭平担ですけど正直全員に落とされかけました。特にはっすん。やばいぞ。なんだあれ。ポッピンどこいった?いやはっすんのダンスソロパートは聞いてないし大ちゃんの帝王感やばい。てか全体的に前髪上げ多めでオラオラ系でしたね。とりあえずこの曲に関わってくれた全ての方に金一封差し上げたい。正直今までで1番好きです。なんだあれ。なんだあれ。なんだあれ!!!!!!(大事なことなので3回言いました)

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