第25話

にじゅういち
193
2020/08/18 08:00



教室のドアを開けると私の愛しい大好きな人が1人で待っていた。
あなた

ごめん。

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
別に。





話すことは決まっているのになかなか切り出せない。
切り出すのが怖い。
たっくんとの関係が今日で終わってしまうかもしれない。
今まで通り喋ることが無くなってしまうかもしれない。

そんな不安が沢山ある。
でも伝えたい、伝えるって決めたんだ。




あなた

あ、あの

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
あのさ
あなた

、ん?

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
あ、わりぃ。
あなた

ううん。先にいいよ。

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
あぁ、
その格好、、、


私はたっくんに似合っていないと言われたチアの衣装を着ていた。
自分の心が勝手に諦めないように。

あなた

あぁ。ごめんね。
見たくないぐらい似合ってないのに着てて、、

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
…ぇ
あなた

ん?なんて言った?

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
違ぇ、


九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
あの時似合ってないって言ったのは嘘だ。
ホントはすげぇ似合ってる。
あなた

…へ?///

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
俺以外の他の奴らがエロいって言ってんの聞こえて…
九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
他の奴らに見せたくなかったんだ…
九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
その…か、可愛すぎるから…
あなた

…え…可愛い…誰が…?

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
あなたがだよ…//
あなた

…//
あ、ありがとう?///


たっくんに可愛いって言われた…?
嘘みたい…。嬉しすぎて頭おかしくなりそう…。



言いたいこと忘れちゃった…。











でも、、




あなた

…き

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
あ?
あなた

好き!たっくんのことが好きなの!

あなた

こんななんの取り柄もないし、女子っぽくないし、めんどくさがり屋だし、、、


私の口がたっくんの手によって塞がれた。

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
それ以上俺の好きな人の悪口言うな。
九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
…全部含めて好きなんだよ。俺は…

私とたっくんは見つめあった。

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
俺はあなたが好きだ。自分で思ってる以上にお前のことが好きなんだよ。
九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
お、俺と付き合ってくれませんか。
あなた

…はいっ…///


私は気づいたらたっくんの胸の中に収まっていた。

あなた

た、たっくん…

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
なに。
あなた

ここ教室だよ…誰か来たら…

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
うるせー。黙れ。

次の瞬間、私の唇が人の温もりに包まれた。


あなた

…えっ!ちょ…///

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
嫌なんか?俺にキスされんの
あなた

い、嫌じゃないけど、、、///

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
じゃあ、黙ってろ。
私たちはもう一度静かに口付けを交わした。



私は恥ずかしくなってたっくんの胸に顔を押し付けた。

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
っ…可愛いことすんな///
あなた

もう嫌//たっくんの意地悪…

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
ふっ、そーかよ
あなた

…嫌い

九龍 匠 クリュウタクミ
九龍 匠 クリュウタクミ
あ?今なんて言った?
あなた

嘘、好きだよ…


そう言い私は自らキスをした。




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