小学三年生の頃。
私はいじめにあった
主犯の子は男の子だった。
その子は、私を真っ黒に染めた
ガララ…(ドアを開ける音
当時。私はたくやという男の子中心にクラス全員からいじめられていた
正直、たくやより周りの目が怖かった
みんなは能力のある私を気持ち悪がって嫌った
きえろ。その言葉が頭の中でぐるぐると回っていた
笑う声が、目が、人が、怖い
怖い怖い怖い
そんな感覚を覚えている
私は生きているだけで悪いのだと
痛い
怖い
なんでこんなことをするの
わからない。わからないよ
ある日、お母さんから呼び出されたんだ
もう、覚えてないお母さんだった人
ドン、と机を叩かれた
わからなかった。
たくやくんが、いじめられてる?
違う。いじめられてるのはなつだよ
そんな言葉さえも私は言えなかった
その時、後ろからたくやくんが出てきた
ざまあみろ
まるでそんなことを言ったような顔だった


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。