終わった
舌打ちしながらカイはもう一人の侵入者の方へ走る
バンッッッッッッッッッ!!!!
考えるよりも、体が先に出してしまった。
そん、な、
ッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!
違う違う違う違う違う!!!!!!
俺は、俺は!!!!!
嫌な汗が体中から流れる
俺がうなだれている間にも紫央の足からは真っ赤な血が少しずつ垂れてゆく
ぶるーくは落とした俺の銃を侵入者たちに向ける
ダメだ、ダメだ!!!
侵入者たちに当たるわけ無いだろ!!!
また、鮫華か紫央に当たってしまうのがオチだ!
しかも、アイツラがあのまま手当をしてくれるとは到底思えない!
これ以上、!あいつらに傷を増やしたくないんだよ!!!
_____________
__________
_______
_____
__
俺が最初に紫央を治療をした時、
体は極力見ないよう、背中の服を捲って治療をした
その時見た紫央の背中には、
青くなった傷や、ひどい痕になっている切り傷が目に入った
紫央があの背中だったから、多分鮫華にもあると思い、
一回、健康診断を理由に背中を診せてもらった
案の定、傷が体のあたり一面にあった
絶句した
次は、なかむくんを治療したけど、
また同じような傷がある
言葉なんておろか、ただ、
助けたい
なんて、
今更かッ、、
バンッッッッ!!!!!
あぁ、、ほんとに撃ったのか、。
どっちに当たった、?
俺はもう、治療してやる権利もないくせに、、
は?
目を開けると、侵入者のお腹に銃が当たっていた
泣きたくなるのを抑え、急いで侵入者を拘束しようと思い
一人に近づこうとする、
ん、?待てよ、。
もう一人は、
鮫華と紫央を抱え、
木の上にいる侵入者カイは、
そそくさと木の上から消えていった
耳についていたインカムにそう叫ぶ
城中にサイレンが鳴り、隊員の足を音がバタバタと音を立てる
俺はもう一人の侵入者を縛り、拷問室へと向かった

next♡105













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!