1週間ぶりの通報が入った。
「もしもし!警察ですか!?謎の人物にバッグを引ったくられました!抵抗したら、右頬を殴られて、歯が何本が折れてしまったのであまり上手く喋れなくて…犯人は逃走してしまいましたが、場所は高田馬場駅の近くです!スカイブルーの肩に掛けるスタイルのバッグを盗まれました。盗んだ人物はウルフカットで身長が高く見えた気がします…」
そうして私たちは高田馬場へ。
赤いランプを照らし、大きな音のサイレンを鳴らし爆速で向かった。
19:19 事件発生から20分経過
そうして小走りで警視は東京メトロ東西線の駅へ向かっていった。
しばらくして、座標が送られてきた。そこへ向かおうとした矢先…
すごい勢いで肩をぶつけられた。怪我などはしなかったが、ぶつけた本人がバッグを持って猛ダッシュで走っていった。まるで何かから逃げているかのように。
???
すぐに察しがついた笠原は無線で連絡。
笠原警部補の端末GPSを頼りに引ったくり犯の行く先を塞ぐことができた。
引ったくり犯「くそ…ダメだ…」
19:34 事件発生から35分
引ったくり犯 嵯峨野 倫之(42) 逮捕
「はい、そうです。」
「本当に、ありがとうございました!」
その夜、事件解決を記念し署のメンバーと飲みに出かけた。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!