第9話

❥ 07
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2025/08/24 10:00 更新





















🌫️ side
あなた
月,綺麗ですよ
あなたの下の名前は顔を上げて月を眺めていた,。

弱風に長くて黒い髪がなびき,あなたの下の名前の涙は,
頬を伝ってキラリと手の甲に落ちていった,。

放っておけば,すぐ飛んでいってしまいそうな程,
弱々しいあなたの下の名前が見てられなくて横から抱き付いた,。
あなた
,ッ !?
時透
あなたの下の名前はもう十分頑張ってるよ
これが,僕に出来る最大限の事だった,


数秒間固まっていたあなたの下の名前が,それに応える様に
強く抱き締め返してきた,。





💗 side
いつも私はどんな事があっても,笑顔を絶やさなかった,

理由はただ単に,自分の気持ち次第で,私達に
暴力を振るう大人両 親の様になりたくなかったから,。

相手に不快な思いをさせて気分を損ねるなら,
自分がした方が後々信頼を得て,効率がいい,。
あなた
月,綺麗ですよ

でも,今日だけは笑顔が上手く作れなかった。

純粋に心から愛してる,と思っていた人への
自分の気持ちを疑ってしまった,。

この思いが,“本物”なのか“偽物”なのか,
自分でも分からなくなってしまったから,____,



気付けば涙が頬を伝って,手の甲にポツリと落ち,
いきなり時透さんが抱きついて来た,。
時透
あなたの下の名前はもう十分頑張ってるよ
姉さん
あなたの下の名前はもう十分頑張ってるじゃない,

時透さんの声と,姉さんの声が重なった。

昔,花魁をやっていた時に姉さんに言われた言葉,。



どれが本物の自分なのか分からなくなってしまった時,

何もかも,全部出来なくなっていく事に耐え切れなくて
姉さんの所に逃げた事がある。

その時は暖かく抱き締められて,ぐちゃぐちゃに泣いている
私を見て,姉さんも一緒に泣いていた,。




あなた
,ッ…好きです,
時透
,…勿論,僕も好きだよ,


この時,私は初めて心からの“好き”を言えたかもしれない,
そう考えると大分気が楽になった,____,






















姫宮花魁ちゃん
姫宮花魁ちゃん
きゃー‼️有難う御座います♡
初心を忘れずに頑張ります💪🏽‼️

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