俺はキュウナのお母さんに聞いた
意味がわからない…契約って、俺は何を契約してしまったんだ…?
お義父さんは笑いながら俺の背中をバンバン叩いてくる…ちょっと冷たくて痛い…
流石氷属性だな…(;`ω´)ゴクリ
お義父さんは一見呑気に話してるように見えるが…怖い…怖い…
目が笑ってない…目の奥が笑ってない…
お義母さんが止めに入ると、お義父さんは凄くびっくりしたようで、部屋の隅で蹲ってしまった…
ちょっと可愛そうかもしれない…
俺はふと自分の薬指を見た
俺の左の薬指には指輪がはまっている
キュウナの薬指にも同じように指輪がはまっている
まさか…
何言ってんだよ…キュウナ
俺はお前とずっと一緒にいたくて頑張ってきたのに…なんでそんな悲しそうな顔するんだよ…
…ちゃんと言わなきゃダメだよな…!
======(・ω)スタスタスタスタ
母さんは、何を思ったのか、私と先輩を置いて父さんの所にスタコラと行ってしまった…
お父さん達って
お父さんここにいるのに←
って!よく見たらお父さん寝てるし! 妙に静かだと思ったら!ヾ(' '*;) ォィォィ
あ、でももしかして母さん、先輩のお父さんお母さんの所に行ったのかな?
キュウナは、何かを悩んでいるように見える…
これはあくまで推測だが、恐らく俺がキュウナの主人…主人になってしまったからもしかしたら、その事について悩んでいるのかもしれない
先輩は椅子に腰かけたまま、私に向かって深々と頭を下げた
私が慌てて先輩に声をかけると
先輩はパッと頭を上げてニッコリと笑った
こうして、無事披露宴も滞りなく終わった
そして私たちは元の学生生活に戻っていくのだった…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。