第43話

背後で守る存在の大きさに触れて
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2026/01/10 11:00 更新
遠くで鳴る風の音に耳が冴えて、どうにも寝付けない
そんな夜は、止まらずに過ぎていく

孌は眠気が吹き飛んだ頭で考えに更ける

桜影
(鷲脅さんと、煙雨さんの関係性)
普通に考えれば夫婦、しかし裏に何かある気がしてたまらない、話を聞く限りは鷲脅が強引に煙雨を我が物にした可能性がある

桜影
(煙雨さんと、棗樹と小桜芽の関係性)
二人の面影が残る煙雨の顔立ちからして血縁者と考えられるが、しかしこれは憶測だから分からない

桜影
(この忍の郷で、今何が起こってる?)

考えたくもない可能性が次から次へと浮かんでは消し去っていく
ぎゅっと目を瞑ったが寝れそうにも無かった

桜影
(、、、そういえば)
桜影
垨治、起きてるでしょ
翠孌
バレました?
桜影
会話は、聞いてたよね?

隣合った布団の衣擦れの音を最小限に、それと同様に話し声も小声で、垨治と孌は動き出す

翠孌
やっぱり裏があるんですね、、、
桜影
、、、命が危ないよ
翠孌
うん、だから、、、

暗闇で、光源は襖の先から洩れる月の光だけだ
そんな中で垨治の顔が朧気に浮かぶ、深刻な表情で眉間に皺を寄せた垨治は相当に怒っている

翠孌
俺達が、行かないと

知ってる、この笑みを
大好きな主人の為に、大好きな当主の為に、大好きな御方様の為に、大好きな仲間の為に、大好きな居場所の為に

垨治が見せる静かな怒りの顔

桜影
そうだよね
桜影
ねっ、巫人
雷雲 巫人
、、、そう、やね

いつの間にか起きてきたのか、巫人が静かに顔を此方側に向かわせながら弱く同意する
此方は逆に悲嘆に暮れている

孌は、この二人の恐ろしさを知っている
いつも目立つのは威流碼や棗樹、小桜芽辺りなのだが、本当に恐れなければならないのは、、、

雷雲 巫人
俺は、今度は失わんよ
翠孌
うん、そう、絶対にね

この二人だ

桜影
なら、最初に、、、









桜影
煙雨さんを、懐柔しよう

そんな二人が頼もしくて、ニタリと笑いを溢した

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