いつも通り洗濯をしていると、小蘭が尋ねてきた
私はどうも、こういった噂話には興味がわかないタチらしい
いや、雪梅だって無反応だし
一度は見てみたい、という小蘭に全く同意できないが、
そこまで美形なのに「宦官」というところに勿体なさを感じる
数日後に、昼食を食べていたときだった
珍しくもなく、小蘭は大声で私たちに詰め寄る
でも、雰囲気だけだろうが、秘密の話をするように
囁き声でそう言った
小蘭によると、今までの帝の御子が三人とも、
生まれてから弱って亡くなったらしい
帝のお世継ぎが3人連続で亡くなり、
玉葉妃と梨花妃の御子も具合が悪い…
確かに、不可解ではあるが、呪い…な訳ないだろう
呪いなんかじゃないはず
雪梅の言う通りに
小蘭、駄目だ
それはタブーだから。雪梅の中で
不思議そうに後ろをついてくる小蘭
知らなければしょうがないだろうけど、
雪梅が可哀想だ
思い出したくでもないであろう過去が、彼女にはある












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!