「じょ!女子が二人になっとる~…!!綺麗系と可愛い系~!!」
うーるさい…!!
トラは叫んでないと生きていけないわけ?!
「あれ…?ほんとだ、マネさん二人になってる…?」
小さい、可愛い子。
烏野も梟谷も生川も森然もマネさん可愛すぎません?
私だけ、何か恥ずかしいんだけど
うーん…と思いながら体育館まで烏野を連れていく。
「あなたさーん!!」
ドカーンと衝突してくるのはでかいもの。
こいつ…私のことなんだと思ってるわけ…?!
「リエーフ、私のこと殺す気か?!」
「あなたさんは大丈夫でしょ!でかいんだし!」
「……リエーフ!!」
お前に言われたくないわ!!
ものすごい笑顔で人の気にしてることズバズバ言うな…?!
「痛い!!」
後ろから回ってくるうでをつねっておいた。
それでも離れないとかマゾか?
「リエーフ、トス練は?」
「そうなんですよ!さっき20回連続でできたんです!すごくないですか?!」
「はいはい、すごーい。成長したじゃん」
でっしょー!と言ってドヤ顔を見せるリエーフ。
うん、なんか腹立つからもう一回つねった。
後ろから引っ付いてくるリエーフを無視しながら……
え?だって犬みたいなもんじゃん?気にしないわ
実際、リエーフまじで私のこと男だと思ってるから。マジもんの馬鹿なの。諦めたわ
キョロキョロと他の所の練習を見ていると、なんか京治と力がめっちゃ見てるんですけど。
どうした…?
ハーフがそんなに気になる?
「てか、あの一年コンビいないんだ…」
「補習だって…」
「補習…?!馬鹿じゃん…」
まぁ、たしかに。
見るからに単細胞って感じ?
でも影山くんはわりとかしこそうに見えたんだけどな
第一試合は、梟谷ですね。
「おー…、木兎さん今日もキレッキレ。」
木兎さんも前まではインナーばっかだったのに、今じゃストレートも打ってくるから余計に厄介なんだけど。
さすが全国五本の指って感じ…?
京治もツー持ってくるタイミングうますぎでしょ…
「っあー…、負けたかぁ…」
フライング一周ってさ
結構きついよね?
私、一周はしたことないけど。
そして何より……
「リエーフ!フライング下手くそ!」
まだまだバレー初心者のリエーフはフライングができない。
他のやつとかはだいたい、元の運動神経の良さでなんとなくカバーできてるんだけど。フライングだけは上達しないんだよね…
「うぇー…、だって難しくないです?」
「手、胸、腹の順番だって!バレーやったことない私でも出来るんだからいける!」
結局、リエーフにつきっきりで教えることになるんだよね…
何故かリエーフにバレーのもろもろを教えるのは私の役目になってた。バレー経験者でもないのに?
まぁ、研磨とか夜久さん、あと黒尾さんとかもバレーの技てきなのはおしえるんだけどね。
ルールを教えるのは全部私。
あ、私がフライングできる理由ですか?
バカに教え込まれたからです!
最初は顎とか擦るしめっちゃ痛かったんですよ?!
あの馬鹿め!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。