目を開けるとそこは、暗闇が広がる何もない世界。
少し視線をずらしてみると、また " 僕に似た何か " が笑っている。
そう。僕の夢にこいつがでてきたその日から、
そう言われた日から、僕の身体はおかしくなっていった。
まだ確証は無いが、このことを何かと関連付けてしまう。
" 何か " は闇の奥深くへと帰って行った。
それと同時に、僕の意識も曖昧に為る。
目を開ける。
目に映ったのは自室の天井。
" 僕 " をもらう?
今日も一瞬 " もらう " かも?
正直何を言っているのかわからない。僕は僕だ。それ以外の何者にもならないし、なられない。
段々と頭がこんがらがってきた。一旦思考をリセットするために、テレビをつけた。
殺人事件が起きた通り。そこは昨日僕が病院の帰りに通った道だった。
今まで身近に起こった3件の殺人事件。
事件が起こった通りは、必ず僕が歩いた通りだった。それと同時に、僕が目眩と頭痛を起こした通り。
合わない方が良かった辻褄が合ってしまった感じがした。
そう、僕は人を殺した記憶なんてない。
でも、それは " 僕 " の話。
だけど、 " 僕 " はどうなんだろう。
嫌な予感がよぎった。それと同時に、吐き気が僕を襲う。
どうすればいい、対処の仕様がない、話し合いで解決する?いやあいつに話が通じるとは思えない。殺すしかない?でも夢の中でしか会えないし、殺し方なんてわかりゃしない。
色んなことが頭の中をよぎっていく。
ブー、ブー、
再び吐き気が僕を襲おうとした時、スマホの着信音が鳴った。
ピッ、
ちなみに3日に合格発表だったりする












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。