第5話

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2023/07/15 14:39
ころん
そっか、お兄ちゃんと約束したんだね、
莉犬
はい……っ
ころん
それでできれば死なないように、
俺はこくりと頷く。
お兄ちゃんとの約束の話、全て話した。
2人ともあまりに真剣に聞いてくれるので、
自然な喜びが体を押し浸す。
ころん
…絶対に死なせない。約束するよ
その言葉に俺は耐えきれなかった。
大粒の涙が零れるのを感じる。
莉犬
あり…が…とう…ござい…ま…す…っ…
るぅと
莉犬う!泣かないで!
るぅちゃんは俺の背中を優しく摩った。
とても暖かいその手で。















ころん
今日は寝よっか
あの後、ころんさんとるぅちゃんが
ご飯を作ってくれた。
るぅと
そうですね!
それは今までにないような、暖かいご飯だった。
るぅと
ころちゃん、___________
ころん
わかってる…っ…
るぅちゃんがころんさんに何か話している。
が、あまり聞こえなかった。
るぅと
じゃあ僕が莉犬を案内します
るぅと
莉犬、こっちおいで
るぅちゃんに案内されて、
俺はそのまま歩いていく。
ふと、後ろを振り返った。
ころんさんがいるかと思えば、
小走りでキッチンの方に向かっている。
はっきりと見えたという訳じゃないが、
どこか苦しそうであった。
精神的に、というのも当てはまりそうだが、
今のは"物理的"だった、そう示唆できる。
るぅと
莉犬、何変なこと考えてるんですか
そうだ、るぅちゃんも心が読めるんだ。
莉犬
あ、いや別に
るぅと
ほら、ここが莉犬の部屋です
るぅちゃんが扉を開けると、
俺の視界には広い部屋。
莉犬
え、俺には勿体ないよ
るぅと
全然勿体なくないですよ!
その言葉に、また心がじんわりと温まる。
るぅと
好きなように使っていいですよ
莉犬
うん、ありがとっ
るぅと
じゃあ僕は行きますね!
部屋を出ていくるぅちゃんに手を振った。
ここが俺の部屋かあ。
自分の部屋なんて、嬉しいな。
この生活がずっと続きますように。
俺は密かに願い事をした。




















るぅと
ころちゃん、
ころん
……
るぅと
いつか言わないといけないんですよ、
るぅと
"病気"のこと。
ころん
いつか、だから。
こるく
やー
こるく
親に怒られました
こるく
泣いたわ
こるく
いや泣いてないけど
こるく
もう心が痛いワ‼️‼️😅
こるく
っていう話(?)
こるく
自分ふと思ったんですよ
こるく
自分オヂサン構文うまいってね。あはは
こるく
お気に入り登録みんなありがとう!!
こるく
次回ころんくん視点になるかもー!
こるく
おつぷりー!!!!!!!!!!!

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