好きになって今日で何日だろう、
学校始まって、1人でずっと居た時に、最初に私に話しかけてくれた人。
その時から、彼のことが気になって仕方がなくて、もうどうしたらいいのか分からなくなった。
だけど、それは、クラスメイトでも、先輩でもなくて、先生だった。
先生に恋するとか、自分でも信じられない。
あなた「、、、」
話す人も、話すこともないので、私はいつもこうして本を読んでいる。
毎日特別なことも特になくて、運動会などの行事もめんどくさくてだいたいサボっている。
修学旅行も、みんなが楽しみにしている中、私1人だけずっと窓の外を見ている。
窓の外には、いつも彼がいる。
こんなに近くにいて、毎日目ることが出来るのに、何となくすごく遠い存在な気がする。
最初に話しかけてくれた時は、とても嬉しくて、
いつものように1人で本を読んでいただけなのに、
寺西「何読んでるの?」
そう言ってくれたのは、寺西先生だった。
あなた「本ですけど」
寺西「いや、笑それはわかるんだけど、笑」
あなた「あ、すいません、」
人と話すのに慣れてなくて緊張してるせいか、素っ気ない
態度をとってしまう。
やっぱ私って可愛くないな。
寺西「別にいいけど、笑いつも一人でいるから」
あなた「ばかにしてます?」
寺西「いやしてないけど、ごめん、」
案外素直なところあるんだ (
あなた「そうですか、別に話す必要も無いかなって」
寺西「そっか、じゃあ先生暇だから話そーよ」
あなた「別にいいですけど、なんも話すことなくないですか?」
寺西「冷たいな〜、」
寺西「いつもポーカーフェイスだよね、なんで?」
あなた「別に、なんでとかないです」
なんでって言われても、、。
元からそうなんだから仕方ないよね。
すぐ、チャイムが鳴った。
その次の日から、寺西先生は毎日私のところに来て話をしてくれる。
先生だし、どうせ勉強の話とか受験の話するんだろうなーって思っていたけど、案外そんなことなくて、日常生活の中であったちょっとした出来事とか、色んなことを話してくれる。
最初はめんどくさいなとか思っちゃってたけど、だんだん話していくと、話すことが楽しみになっていて、学校も前より楽しくなった。
寺西先生は、授業中も目が合うとニコってしてくれるし、生徒たちに人気なのもおかしくないよね。
私だけに微笑んでくれたらいいのにな、って。
そんなことも考えちゃう。
そのせいで授業だってもちろん集中なんてできない。
今思えば、その時からかな、寺西先生の沼に落ちたのは。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。