冬休みも終わって、そろそろ卒業も近づいてきた。
今でも、寺西先生は毎日欠かさず私と話してくれる。
寺西「無理してない?毎日話しかけに行っちゃってるけど」
あなた「全然平気ですよ、むしろ嬉しいです」
寺西「ほんと、?それなら良かったけど、」
あなた「でも、どうして先生は私に話しかけてくれたんですか?」
寺西「えぇ、?気になる?」
あなた「はい、めっちゃ気になります」
寺西「教えな〜い」
子供見たいだなー、お肌もっちもちだし
なんか寺西先生の顔って、見てて落ち着くんだよね。
寺西「なに、そんな見られると恥ずかしいんだけど笑」
あなた「え、?あ、ごめんなさい」
寺西「別に、謝らなくてもいいけど」
私の気にしすぎかな、寺西先生の耳、少し赤い気がする
寺西「あ〜、ごめん、俺仕事あるんだった、ごめん今日は本読んでて貰っていい?」
あなた「いいですけど、笑本読んでてもらっていいってなんですか笑」
寺西「え〜だっていつも本読んでたじゃん」
あなた「まぁ、そうですけど、はい、仕事行ってらっしゃい」
寺西「うん笑行ってきます笑あ、寝るなよ〜?」
あ、バレてたんだ。
実は今日、4時間目の社会の授業、寝ちゃってたんだよね、下向いてたからバレてないかと思ってた。
バレたのは悔しいけど、ちゃんと見ててくれてるんだなーって思うと少し嬉しくなる。
今日は話す人もいないし、また本読むか、。
最近ずっと話してたからなんかちょっと寂しいな
次の日、また寺西先生がこっちに向かって歩いてきた
だけど、
生徒「せんせーい!ここわかんなーい」
寺西「ん〜?あーえっとねー、そこは、____だよ」
生徒「あーそゆことか!おっけー、ありがと」
寺西「はーい、笑」
あの子も、先生のこと好きなのかな、?
なんかすごく距離が近かった
先生も嫌がってなかったし、なんなら、毎日話してる私よりも距離感近くて、肩と肩がぶつかりそうなぐらい。
なんで私じゃないのかなー、
あの子に向けた先生の笑顔が、私に向けた笑顔とは違かった気がする
それに気づいてしまったらもう、昨日までみたいに話せる勇気が出なくなっちゃって、
寺西「ごめんごめん、遅くなっ、え、?ちょ、どこ行くの?」
いつものように寺西先生が話しかけて来てくれてるけど、今は話したくない、そう思って、教室から逃げた。
教室から出たのはいいけど、行く場所がない。
図書室でも行こっかな、
もしかしたら寺西先生が来てくれるかもしれない。
自分から逃げたのに、そんなこと考えてしまう。
ばかだなー私って、。先生が生徒に恋するなんて、ありえないのに。
その日から、私と寺西先生は、話すことも無いまま、私は卒業式を迎えた。
一応担任だから、寺西先生に名前呼ばれるんだな、これで呼ばれるのが最後かもね、
卒業式が終わって、みんな友達と泣きあっている中、私は今日も1人で本を読む。
そろそろ教室出るらしくて、みんなが支度を始める。
私もそれに合わせて、支度を始めた。
帰り、靴箱を開けると、1枚の紙が入っていた。
開いてみると、一瞬でわかった。先生の字だ。
『1年間ありがとう。最後の方あんま話さなかったけど、なんかあったかな、?今更聞いても意味ないと思うから、直接は聞かないけど、笑卒業おめでとう。これからも頑張ってね、 寺西』
その手紙を読んだ時、私は耐えきれなくなって、職員室へ走った
あなた「先生、、、」
寺西「卒業おめでとう」
あなた「ありがとうございます、あの、手紙、」
寺西「あぁ、読んでくれたんだ笑」
あなた「読まないわけないじゃないですか、泣」
寺西「ちょ、泣かないで?笑」
あなた「だって、今日で最後ですもん泣」
寺西「そうだけど、、笑」
あなた「先生、?最後なんで、言ってもいいですか?」
寺西「ん、?」
あなた「私、先生のこと、好きです、」
寺西「ん、、ありがと」
好き。この二文字を言うのに、どれだけ緊張したのか、先生には分からないんだうな。
だって、すごく落ち着いている
寺西「俺も、好きかもしれない、、笑」
あなた「えっ、、、?」
想像もしていなかった言葉に、私は今、とても驚いている。
卒業しても、大好きな人と、一緒に居られる。
毎日同じ家に帰って、一緒にご飯食べて、映画見て
それからの私の人生は、今まで生きてきた中で、1番幸せだった。
【完】












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。