私達、能力者ハンターはバディと共に行動する。今月のバディは最近入ってきたばかりの新人の椎名という少女だ。頭の良さに自信があるらしいので、頭脳戦で役に立ってくれそうだ。
そう無邪気に笑う茶髪に透き通った黄緑色の瞳の少女に、私は引き込まれてそうになったような気がした。
そんな不思議な感覚がした。
今日はある村で能力者の目撃情報がでた。なのでバディと共にその村へ向かった。
村に到着すると村人たちは
と、叫び声に近い言葉を発していた。その指が指す方向には黒いローブを身にまとい、店の茶葉の袋を片手に待った青年がいた。ソイツはこちらを見るなりめんどくさそうな顔を向けた。瞬きをした次の瞬間、ソイツの姿が消えた。ソイツが元々いた場所にはお金だけが落ちていた。私は必死になって探したが、見つけられるわけもなく逃げられてしまった。
振り返ると顎に手を添えた椎名がいた。
その眼は私を真っ直ぐ見つめていた。
ふーんこんなもんか。
そう言わんばかりの顔をしていた。
私はその様子に何故か寒気を感じたような気がした。
私の視線に気づいたのか椎名が
とニコリと微笑んだ
私達は教会に戻った。私は報告書を書き、神官様に渡した。
と言った。
やはり能力者を狩るのは難しいなと痛感しながら家に帰った。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。