そういって、シヴウェンは先端に大きな星がついた杖を私に手渡した。
私がそれを受け取った瞬間。
私の"オーラ"が封印された。
そして、シヴウェンと同じような普通のオーラになった。
彩花が杖をイアンに向けると、幾つもの火がイアンを囲む。
全てイアンの火力を越えているが、半分以上はフェイクである。
イアンは剣を構え、幾つかの火を剣で相殺していく。
その火は全て、消えていった。
彩花は四凶支配を打ち込むが、イアンは全て剣だけで捌いていく。
前のイアンはもっと、力技でゴリ押す癖があった。
今はどれを相殺するのか、どれを捌くのか、取捨選択がありえないほど早く、驚くほど的確である。
イアンは、初めて攻撃態勢に入る。
彩花の足元から岩が噴き出す。
彩花はバックステップで避ける。
彩花が動揺した隙に、イアンは彩花の死角__頭上に回っていた。
炎の竜巻__いや嵐が、一瞬の遅れをとった彩花を襲う。
その炎は大きな牙を彩花に向けた。
彩花は杖をイアンに向け_________
続く














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。