帰り道。スタンリーが歩きで私を家まで
送ってくれている。何やら、私が勉強を
教えたお礼だとかなんとか。
楽しかったな…こんなに2人きりになれた
の、何気に初めてだったのかも。
パン!と手を合わせてそうお願いする。
私、一番好きな教科科学だし…NASAに
勧誘されている人なんて、宇宙とかそういう
のに詳しいに決まってる!一度でいいから
話を聞いてみたい!
__________あれ、やっぱりだ。
またなんか静かになっちゃった。ゼノの話
されるの嫌なのかな?
自分が怒ってるか分かんないって
どういうこと…???
分からないからにはやめようがないって
いうか…。てか、まず私のせいかも分から
ないし。
やだ、って…え、嫌だ????(
か、かなし……会いたかったのに。
な、なか…いい…って言ったら、やっぱり
思い浮かぶのはスタンリーだ。でもどうしよ、
スタンリーにとって一番仲良い女の子が
私じゃなかったら…。
…でも、これで素直にならないのも…。
ずっと素直じゃないままだし。
なんの拷問だろう…恥ずかしい。
でも、これで一応、素直になれた…よね、?
むしろさいっこうだ…!ゼノに会える
らしいし、それに…
next













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!