第2話

好きな人が…、
224
2023/03/15 07:00
いふside
俺には、好きな人がいる。
でも、相手には彼氏がおって…でもそんなある日、
(なまえ)
あなた
ヒグッ…グスッ…、
校内を歩いていたら、あなた(好きな人)が裏庭のベンチで泣いているのを見つけた。
いふ
いふ
どないしたん、?
(なまえ)
あなた
っ、ぁ…、
あなたは、俺が話しかけたのに気づいて、泣くのを止めようとする。
いふ
いふ
あ、すまん、、
急に話しかけて…、
(なまえ)
あなた
フルフル、
大丈夫…だよ。
少し辿々しく答えられる。
そのあなたの隣には手紙が置いてあった。
いふ
いふ
これ、は…?
(なまえ)
あなた
あ…、
止められる前に、俺は読んでしまった。
いふ
いふ
『別れよう…?』え、別れたん?
あんなに仲良さそうやったのに、?
俺が諦めるほど仲良かったのに?
(なまえ)
あなた
うん…さっきそれ渡されて…
で、そのまま逃げられちゃった…、
有無を言わせない感じか。
最低やな。
俺が諦めていたのが馬鹿馬鹿しいやん
いふ
いふ
…相手、最低やん。
(なまえ)
あなた
っえ、
俺がそんな事を言ったら、あなたが驚いたようにこちらを見た。
その拍子に、ポロポロ、とあなたの瞳から、涙が溢れた。
いふ
いふ
(綺麗、やな)
思わずそれに見惚れてしまった。
じゃなくて、!
いふ
いふ
…そんな感じで相手の考えも考えずに、自分の考えだけ押し付けるやつとか最低だとしか思えないやん、?
(なまえ)
あなた
っ、!
あなたが俺の言葉を聞いて、ポロポロ、とまた涙が溢した。
いふ
いふ
俺だったら、話し合って、納得できるまで絶対許さへんわ。
いふ
いふ
多分…ストーカー並みに追っかけるで?
(なまえ)
あなた
ストーカーってw
俺の言葉にあなたが少し笑う。
やっぱり、あなたは笑ってる方が合っていると思う。
いふ
いふ
それくらいせえへんと納得しないと思うんや。
(なまえ)
あなた
凄いなぁ…
そこから、数秒の沈黙が流れる。
何か話した方がええんやろうな…と思い、口を開こうとしたら、
(なまえ)
あなた
ごめん…こんなところ見せちゃって…。
我に帰ったのか、あなたは申し訳なさそうに言う
いふ
いふ
ええよ。
…むしろ、泣いてもええんやで、?
(なまえ)
あなた
…え、でも、
いふくんが迷惑じゃ…
そんな言葉が続けて聞こえそうな気がした。
いふ
いふ
迷惑やないし…
好きな人にいきなりこうして、
そっけなく別れよう。
なんて…辛いやろ、?
(なまえ)
あなた
っ…、
俺の言葉にまた、ポロポロと泣き出すあなた。
(なまえ)
あなた
ぅ…わぁぁぁぁっ、
抑え切らなくなったのか、声を上げ始める。
そんなあなたの、頭をおそるおそる撫でる。
(なまえ)
あなた
しってたんだ…っ、
いふ
いふ
知ってた…?
(なまえ)
あなた
うん…、彼が私の事好きじゃなくなってきてる事…、
いふ
いふ
…信じたく無かったん?
(なまえ)
あなた
コクッ
そりゃ…好きな人に嫌われて来ていても信じたくなんて無いよな。
いふ
いふ
(…俺だったら、俺だったら絶対、傷つけないのに。)
そんな思いが沸いてくる。
俺なら絶対…あなたの事、大切にするのにな…。
ひすい
ひすい
なんか下手!!
いふ
いふ
やな。
いふ
いふ
あ、そういや今日、
ひすいは卒業式やったな。
ひすい
ひすい
あ、うん。
いふ
いふ
卒業おめでとう。
ひすい
ひすい
ありがと〜!
ひすい
ひすい
では…明日もお楽しみに!!
いふ
いふ
おついれ!
ひすい
ひすい
おついれ!

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