いふside(買い出しの翌日)
昨日の買い出しで、マシュマロと飴を見て思い付いたのは…、マシュマロに飴を入れられないか。
それで、あにきに聞いてみたら、
今日作ろうって事になった。
そう言ってあにきが俺にスマホの画面を見せてくれる。
パッと見は普通マシュマロだ。
でも、少しだけキラキラしてる…?
疑問に思ったことを聞く。
マシュマロと飴なんて一緒に食べたことは無い。
やから…合いそうなイメージが無いんや。
意外…、合うんや。
飴を溶かす作業までは上手くいった…けど、
せめて…俺が作りたい。
出来ないわけでないなら尚更。
そのあと、色々あったけど…
どうにか、マシュマロキャンディが出来上がった。
さっきあにきも食べたことないって言っていたから、
実物は見た事がないようで、関心したように言う。
形も色々作れるし、とあにきが続ける。
余った飴を型に流して固める作業はそこまで難しくはなく、直ぐに終わった。
3人でマシュマロキャンディを口に入れる。
カリッ…と飴が砕けた後に、マシュマロがふわふわする。
まあ…確かにないこはこういうの嫌うもんな。
結局、作り直すのもあれで、
そのままマシュマロキャンディを渡すことにした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。