小説更新時間: 2025/09/29 21:10
完結
死にたい死神と生きたい死霊(ゾンビ)

- 恋愛
- オリジナル
人間の魂を狩る存在、死神。
悪役として描かれることの多い生き物である。
しかし、死神は誰しも快楽殺人者という訳では無い。
死神に、名前はない。
ただ魂を狩るだけの存在なのだから。
一人ぼっちのはぐれた死神は人の死に触れ続けたことで死ねない体を手にしていた。
いずれは死を迎える人間と、その死を誘う死神。
死神は次第に自分の存在価値が分からなくなった。
なぜ魂を狩らねばならないのか。
なぜ不条理な死を与えなければならないのか。
苦しんだ末に死神が出したのは自らも死を体感するという答えだった。
死にたい死神はひたすら彷徨い続けた。
その間にも人間は死に、魂を狩らなければならない。
自暴自棄になっていく死神はある時、一人の少女と出会う。
その少女は動く死体、蘇る死者……死霊(ゾンビ)だった。
死神は思った。死霊はすでに死んでいる。
ならば、自分も死霊になれば良いのだと。
死神は少女に頼んだ。自分を死霊にしてくれと。
しかし少女は断る。
「私は、人間に戻るために旅をしているの。」
少女は語る。
日を追う事に人間であった時の記憶が消えていくこと、もう親の顔も、自分の名前すら思い出せないこと、旅の途中で自我を失った仲間を手にかけたこと。
全ての罪を背負って少女は人間として死にたかった。
死にたいと願う死神と、人として生きる術を探す死霊。
二人は共に旅をするようになる。
そして、運命が動き出す―――
悪役として描かれることの多い生き物である。
しかし、死神は誰しも快楽殺人者という訳では無い。
死神に、名前はない。
ただ魂を狩るだけの存在なのだから。
一人ぼっちのはぐれた死神は人の死に触れ続けたことで死ねない体を手にしていた。
いずれは死を迎える人間と、その死を誘う死神。
死神は次第に自分の存在価値が分からなくなった。
なぜ魂を狩らねばならないのか。
なぜ不条理な死を与えなければならないのか。
苦しんだ末に死神が出したのは自らも死を体感するという答えだった。
死にたい死神はひたすら彷徨い続けた。
その間にも人間は死に、魂を狩らなければならない。
自暴自棄になっていく死神はある時、一人の少女と出会う。
その少女は動く死体、蘇る死者……死霊(ゾンビ)だった。
死神は思った。死霊はすでに死んでいる。
ならば、自分も死霊になれば良いのだと。
死神は少女に頼んだ。自分を死霊にしてくれと。
しかし少女は断る。
「私は、人間に戻るために旅をしているの。」
少女は語る。
日を追う事に人間であった時の記憶が消えていくこと、もう親の顔も、自分の名前すら思い出せないこと、旅の途中で自我を失った仲間を手にかけたこと。
全ての罪を背負って少女は人間として死にたかった。
死にたいと願う死神と、人として生きる術を探す死霊。
二人は共に旅をするようになる。
そして、運命が動き出す―――
チャプター
全7話
6,405文字
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