アクアの脳内に、あの悪夢が蘇る。
由希と夾がすぐに駆け寄る。
アクアがルビーの頬に手をかざした。その手は震えている。
そう言って、ルビーがペロリと舌を出す。
ルビーが手鏡で頬を見て、ため息をついた。
由希の言葉に、紫呉が苦笑する。
紫呉はそう言って透とルビーの頭に手を置いた。
【ツクヨミside】
そして、ツクヨミの顔が陰った。
白髪の少女は、誰かと話をしていた。
ルビーの声は低かった。
すると、その会話を聞いていたはとりが、口を開いた。
はとりはペコリと頭を下げると、次は透の手当に移る。
はとりが聴診器を取り出し、次は由希の元へ行く。
そして、はとりが慣れた手つきで診察を始めた。
ルビーが顔を上げると、目の前にアクアの顔があった。
アクアがルビーの額に手を当てて、ため息をつく。
『アクアの前世は、お医者さんだったの?だからまた医者になりたいの?』
ルビーはそう聞こうとして口を閉ざした。
突如、白い長髪の男が、くるりと回りながら家の中へ入ってきた。
【追記】
コメントありがとうごぜぇます!


































編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!