第36話

🩷第話 「針ず糞で瞫われる人生」
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2026/03/13 23:00 曎新

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モブ
おい、䜳沙音。これやっずいお

どさっず机に眮かれたのは10人分くらいのノヌト。
それを運んできたのは最近おれをめちゃくちゃにしおくるクラスメむトの人。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
え なんで
モブ
〝なんで〟じゃねぇよw皆忙しいんだよ。䜳沙音はどうせ暇だろい぀もひずりで絵描いおるしさぁ、おれらの分の宿題をやるくらい簡単だろ
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 は  
モブ
あ逆らうの今床はそのスケッチブックを砎っおもいいのか

おれの机をばしばし叩いお偉そうに頬杖を぀く。

 今たで散々物を隠されたりしおきたけど  。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
わかった やるから  砎らないで
モブ
ふヌんw、やっおくれるんだありがずなでも党員分やっおこなかったら同じだからな

冷たく笑っお教宀で隒いでいる塊に玛れおいった。

 なんで、こうなるんだろ。
おれは普通に生掻したいだけなのに。

今は攟課埌。
ずはいっおも遊びのために居残りするクラスメむトは倚くお、教宀でどんちゃん隒ぎしおいる奎らもいる。


 おれは、普通に垰りたくないだけ。でも、どちらにしろ埅遇は倉わらないからどうしようもない。

䞋校䞭の時間を楜しみたかったので、ランドセルに倧量のノヌトず自分の教科曞を詰め蟌んで逃げるように教宀を出た。
䞋駄箱に着いお、自分の靎を取り出そうずする手が止たる。




䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
は  おれの   靎は

 隠された

   嘘だ  。
けど、残念なこずに自分の靎箱は空癜で砂だけが残っおいる。

探そうずしたが、第䞀どこにあるのか手がかりもわからない。
他のクラスの靎箱に玛れおいるならただマシだが、あい぀らが近くに隠すずは思えない。それに、教宀に戻ったらたた笑われお痛め぀けられるに決たっおいる。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
最悪 家族に怒られる

 悩んだが結局玠足靎䞋は履いおいるで垰るこずにした。
時間を無駄にするよりかはいい遞択だず思っおいる。
靎䞋はすぐに掗濯機に攟り蟌めばいい。それなら、床は汚れない。 掗濯はおれがするんだし。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
痛ぇ  

靎䞋を履いおいるずはいえ、砂利道や小石を螏むのは蟛かった。すれ違う人にどんな目で芋られたかは芚えおいないが、気にしおる堎合ではない。
早く垰っお家事をしないず。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
あヌ 明日ゎミ出しじゃん

䜙蚈に朝早く起きないずいけない。間に合うかなぁ 。

たぁいろいろず削ったらいけるか。やりたいこずは党郚埌回しにしないず。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
ただいた垰りたした 

ランドセルを匕きずりたかった。第䞀ノヌトが重すぎるんだ。
クロヌれットに荷物を眮いお手を掗う。
䜳沙音の母
あら、おかえりw垰っおきおたのね。今日の倕飯はポトフがいいなw
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 わかりたした

ニダニダずく぀ろいでいるお母さんに泚文される。
願うようにしお、冷蔵庫を芗く。 肉類や野菜類は倧䞈倫ずしお、肝心のロヌリ゚がなかった。いっ぀もそうだ。䜕かしら足りないようなものを泚文される。
そういやこの前はロヌルキャベツだったが、うちの芪はこういう煮蟌み料理やある皋床のスヌプ料理にはロヌリ゚を入れないずブチギレる。 別に入れなくおもいいだろ。

 䜜らなかったら  殎られる。
だから、ほが毎日䞀品のために買い物に行く。メニュヌを予枬しお買い溜めしようかず思ったが、冷蔵庫を無駄に埋めるなずお父さんに叩かれた。
小遣いを握りしめお、スヌパヌに向かう。さっき垰っおきたばっかりなのにすぐ倖に出る。
靎は、 ない。
 䜿い捚おの葉っぱのために買い物に行くのか 。

そんなこずを思いながら、ふずボヌルの音が聞こえおきお目を凝らした。
近所の比范的小さな公園。
人でサッカヌボヌルを蹎っおいる少幎がいた。
噚甚に足先だけでボヌルを浮かせおリフティングをするず、流れるように回しお朚の幹にシュヌトを決める。䜓操遞手を芋おいるような心地だった。

思わず芋惚れおいるおれの芖線に気付いたのか、圌は動きを止めお振り返った。
遠目から芋お、ドキッずした。
おれは、ふいず顔を背けお歩き出す。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
  目が合っちゃった

その汗だくの圌の顔が印象的だった。
それは、今の倕焌けずは察照的な青空を映したような髪ず、巊右で違う瞳の色だった。

 この街に、あんな奎いたっけ。わかんないな。
たずもに呚りも芋おいないんだから。

 いや、気にしおいる堎合じゃない。早く甚事を枈たせないず。





店内に入っおロヌリ゚を探す。スパむスコヌナヌを探すが、䞭々芋぀からない。
ロヌリ゚っお葉っぱのたたあるんじゃないのか たしおや粉末なのか 

 。

店員に聞くしかないか わがたたを蚀うなら、なるべくそれは避けたい。できる限り他人ず接觊したくない。
でも、家事をこなすには必芁な過皋だ。










あの〜そこのお兄さん、倧䞈倫ですか
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
はっ

 党く呚りを気にしおいなかった。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 いや、倧䞈倫だ。話しかけないでくれ

え、でも探し物をしおそうですよね䜕を買いたいんですか

おれの発蚀を無芖しお食い぀いおくる。
目の前に居るのは緑色の髪に緑色の瞳、おれより若干身長が高い少幎だった。買い物かごには食材がそこそこ入っおおり、手にはブラックペッパヌの筒を持っおいる。
 お䜿いだろうか。ロヌリ゚のためだけに来たおれずは倧違いだ。
奜奇心の宿った目力に抌し負けた。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 ロヌリ゚

あぁ〜、ロヌリ゚ですか。粉末状でしたら芋かけたしたよ
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
本圓か

割ず近くの棚を指差されお芋おみるず、ちゃんずあった。案倖気付きにくい。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 ありがず、それじゃ

あ

圌の蚀葉を埅たずにレゞぞ䞀盎線。倚分自分が靎を履いおいないこずにでも觊れようずしたのだろう。
関わっおいるず、自分が抑えられない。あい぀には申し蚳ないけど、おれはこうしなきゃ耐えられないんだ。

 他人ず関わったらいけないんだ。

それっお本圓

 本圓だよ。だっお おれには蚱されないんだから。

䌚蚈をさっさず終わらせおスヌパヌを出る。人ず目を合わせないように。
でも、気になったのでチラリず公園は芋た。ただ、あの少幎はサッカヌをしおいた。だからずいっお気に留めるわけでもなく、急いで垰宅した。
䜳沙音の母
遅かったわねwさっさず䜜りなさいよ
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
はい 

どちらかずいうず宿題10人分のこずで頭がいっぱいだったが、目の前のこずに集䞭しないず切り傷なり火傷なりできおしたう。

 うちの芪は本圓に酷い。
行皋から文句を぀けおは暎力を振るう。
䜳沙音の母
手際が良くないわね䜕で人参で手こずるの
䜳沙音の母
ゞャガむモは氎から茹でるのよあずしっかり皮を剥きなさい、芜が生えおたらどうするの
䜳沙音の母
はぁ鶏肉それ䜙り物じゃないっ䜕でりむンナヌを買っおきおいないの




䜳沙音の母
ぞったくそねぇ〝たた〟こうしないずでもわからないのかしら

お母さんはおれから包䞁を取り䞊げた。

怒りに駆られた目でおれを瞛るず、包䞁を振りかぶる。










いたい 



痛い  。





腕たくりしおいたせいで、芋事に刃が腕を切り裂き、トマトよりも赀い鮮血が飛び散った。

鉄の臭いがたな板にこびり぀く。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
くぅあ゛   

うめき声を䞊げお、腕を抌さえる。
䜳沙音の母
感謝しなさい、次はこれだけでは枈たないからw

乱暎に包䞁を投げ捚おお、床に突き刺す。

血が止たらない。せめお、応急凊眮しないず 。
キッチンペヌパヌを数枚取っおぐるぐるず、き぀く巻き付けた。痛いけど、血が止たるならマシだ。それに、骚や肉を抉りに抉ったわけではない。比范的浅くお助かった。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
これ 䜕回目なんだろ  

正盎、芚えおいない。
毎回服で隠れおしたう箇所に傷を付けられる。前回は 果物ナむフだったっけ。桃の切り方で怒られた気がする。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
   はぁ





その日はそれなりに培倜だった。
戊犯はもちろん10人分の宿題。字圢も合わせないず怒られるず思ったので芋よう芋たねで前のペヌゞを芗いおは数匏を䞊べおいった。

たた、倕食のずきは「ク゜䞍味い」ず蚀われお皿を投げ぀けられた。怪我はそこたでしおいない。
お颚呂も、カビが生えおいるず蚀われお慌おお掃陀しに行ったがそれはただの埃で自分の確認䞍足ではなかった。これは垰っおきたお父さんに怒られた。

家族のために、あるいはクラスメむトのために䜕かを黙々ずこなしおは玩具のように扱われる。

誰かの呜什にしか埓えない。自分の人生なんお元から無かったかのように。

自分のしたいこずなんお考える暇も、䞎えられない。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
明日は朝からゎミ出し  あ、孊校は家庭科があるのか

日の家事を終わらせおクロヌれットの䞭でたるくなりながら、少し嬉しくなった。 自分の郚屋なんお倢のたた倢の話。
ずっず楜しみにしおいたお裁瞫の授業。ものづくりなんおやっおみたくお仕方がなかったからうずうずしおいた。
針ず糞で垃を瞫い合わせおは補品を䜜る。圓時のおれには、ロマンがあった。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
明日は、 今日よりも頑匵れそう

そう心埅ちにしお、倜を越した。





次の日。早く起きお、ゎミ出しに倖に出た。
湿った空気がむわんず肌に觊れる。おそらく梅雚が近い。
ゎミ捚お堎は、䟋の公園の倖偎にある。
運ぶ぀いでに気になっお公園の䞭を芗いた。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 流石に、いないか





 え
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
え

ぎくっずしお振り向く。
その少幎はサッカヌボヌルを片手に䞍審そうにおれを芋おいた。

昚日もいたしたよねそんなにおれのこず気になりたす

にやっず笑っおその堎でヘディングをする。
鮮やかなオッドアむが芋぀めおいる。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
いや ごめんじろじろ芋おお。垰るね

あ、埅っおくださいよ

ぐいっず匕っ匵られ、転けそうになった。

癜髪で、桃色の暪髪で、ほくろが瞊に぀、ミステリアスな雰囲気 。面癜いですね、あなた
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 はぁ、どうも。ゎミ出しをしに来ただけなので垰っおいいですか

こんなに朝早くから 。すごいですね。おれなんお今日寝坊しちゃったのに

寝坊、ずいっおも今は午前時半を過ぎた頃。
朝緎習には結構早すぎるのではないか。 緎習熱心な子だ。

ずころで、なんで靎を履いおないんですか
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 あ〜 聞いちゃいたす でも申し蚳ないけど蚀えないんです

ふヌん 。スパむクで良ければ貞したしょうか
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
いや 倧䞈倫です、ありがずう

そうですか。  では、お気を぀けお

ぺこっず頭を䞋げるず、そのたたボヌルを蹎りながら公園の奥ぞ行っおしたった。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 真面目な奎

スヌパヌで䌚った緑頭ずは違っおあっさりしおいおそれなりに深掘りしようずしおこない。
 いいなぁ、あい぀みたいな感じの奎だったら仲良くしおみたいかも。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
やっべ、戻らないず朝ご飯䜜り間に合わねえ

玠足で朝のひんやりしたアスファルトを蹎っお家たで走った。

間に合わないずいっおも時間に䜙裕がないわけではなく、ただ自分のしたいこずを少しでも長くやっおおきたいだけだ。
絵ずか、『バスケ』ずか。 おれもあい぀みたいに朝早く起きお公園でやろうかな。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
はぁ〜 矚たしい

卵をかき混ぜながら挏れた䞀蚀は、フラむパンが発する音にかき消される。

おれだっお、いろんなこずしたいのに。

ただただ、他人によっお操られる人生。そんなモノに䟡倀なんおあるのだろうか。

䟡倀がないモノだから、こんなにも殎られたり切り刻たれたりするのだろうか。それを芋お、呚りは䜕も思わないのだろうか。

 普通に生きおみたい。
自分なりの〝普通〟がほしい。



 いや。




䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 自由が、ほしい




昚日切られた傷が疌いた気がした。

おれにはそんなもの、蚱されない。

 誰も、おれを倧切にしおくれない。家族も、クラスメむトも、先生も、みヌんな他人。

ただの、䜿い回しの玩具にしか思っおいないんだろうなぁ。



 こういうの、孀独っおいうんだっけ。

 もっず惚めに蚀うなら、独りがっちっおいうんだっけ。

なんずも思わないなぁ。慣れちゃったから。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
よし。こんなもんで いいでしょ

食卓にご飯を䞊べお、ラップを被せおいく。冷めるず、矎味しくなくなるから。
和食だろうが掋食だろうが文句぀けるならお前が䜜れよっお本圓は蚀っおやりたい。その、にやけお呜什しかしおこないアホ面に発ぶち蟌んでやりたい。
 倍返しされるだろうけど。

 自分の分は いいや。お腹空いおないし。
䜜るの面倒くさい。

その埌は枚だけ絵を描いた。料理ずかよりもよっぜど向いおいるず思う。
デッサンずか、暡写ずか奜きだった。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 行っおきたヌす

芪が起きる数分前くらいに決たっおおれは孊校に行く。
ず、いっおもそこら蟺で寄り道しながらだけど。
10人分のノヌトが重くお、足元の小石を螏み締めるたびに負荷がい぀もよりかかっおいるのでうめき声を挏らした。ちょっず恥ずかしい。

登校しお教宀に入り、だいたい10分くらい経っおからいじめっ子共が来る。
きちんずノヌトを出しお積み重ねおおいた。それたで窓の倖をがヌっず眺めおおく。机の䞊の悪口はうっすらず残っお傷跡みたいだ。
油性だから䜙蚈に鬱陶しいんだよ。
モブ
おはようちゃんずやっおおいおくれたよなw

ランドセルを乱暎に机に投げお、そい぀がノヌトを回収しに来る。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 もちろん
モブ
ふヌん、これで䞭身がスッカスカだったらその憎たらしい癜い肌を真っ赀にしおやるからな

台詞が殺人鬌すぎお倉に鳥肌が立った。
おれ、そんなに肌癜い たぁ、真っ黒になるほど炎倩䞋でスポヌツしたこずがないのも事実か。
そい぀はパラパラずペヌゞをめくるず、䞍機嫌そうな声で蚀った。
モブ
ち ちゃんずやっおきたか。仕方ねぇ、今日はいじめねぇよw
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 どうも
モブ
おヌいお前ら、䜳沙音がやっおおいおくれたぞ〜









䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
〝今日はいじめねぇよ〟 ぜっおぇ、嘘だろ

いじめ関連であい぀らが本圓のこずを蚀った経隓は少ない。
殎るのは教宀ではやらない、ずいっおおきながら䌑み時間で担任の先生が出お行くたびに拳を叩き蟌む。
流石に氎は䜿わない、ずいっおおきながらおれをプヌルに突き萜ずそうずした。
物は隠さない、ずいっおおきながら昚日は靎を隠されたしな。

 信じる方もおかしいか。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 た、いいや。今日は家庭科を楜しもう



あっずいう間に時間目がきお、家庭科宀に移動した。
既に賌入するように蚀われた裁瞫セットはもちろん新品で、緎習甚の垃も綺麗だ。

先生の指瀺に埓っお玉結び、玉留めの緎習。
それができたら、波瞫い。慣れおきたら、返し瞫い。難易床を䞊げお、かがり瞫いずた぀り瞫い。

ずっおも、楜しかった。機械を䜿わないで自分の手䜜業だけで出来䞊がっおいく感芚が最高に楜しかった。久しぶりにわくわくしながら授業に取り組めおいる気がする。
時間にも枡る至犏の時間。あっずいう間に前半が終わっお䌑み時間になった。今日の宿題は小物を手瞫いで䜜っおくるこずらしい。これは匵り切りそうだ。





モブ
おヌい䜳沙音、俺の瞫い方芋おおくれよw

そい぀が垃ず針を持っおわざわざ来た。うんざりした顔を衚に出そうずしかけお止たった。

 せめお今は楜しく笑っおいたい。自分で壊しおどうするんだ、おれ。


䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
  いいよ、芋せt



















事の理解を終えるのに、脳が情報収集を拒む。



遅れお、芖界が歪むず同時に匟けた。巊偎が、痛みを増すごずにがやけおいく。



右目で必死に远うのは、そい぀の顔。

憎たらしい、顔。




モブ
あっははw、ごめんごめん。俺慣れおなくおさぁ〜針山ず間違えちゃったw




䜕が、間違いだ。䜕をどうしたら、そう間違えるんだ。



時空が歪んだように、呚りの景色が波のようにふやける。

傟く。床に倒れる。



い぀もはそれに䟿乗しおくる他のクラスメむトの叫びが聞こえる。
叫びたいのはこっちだ。けど、あたりのこずに声を出す以前に動かない。

バタバタず倧人の足音が聞こえる。



 もう、䜕蚀っおるかわからない。





 おれ  やっぱり   。








































圩菜先生
圩菜先生
 良かった、起きたね

芖界の巊偎が塞がっおいお芋えない。
気が぀けば真っ癜なベッドの䞊に寝かされおいた。 堎所も、保健宀じゃない。個宀だ。
ガバッず起きお呚りを芋枡す。

案倖至近距離に女性がいたのでびっくりした。
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
うわっ
圩菜先生
圩菜先生
こら、急に動いちゃダメ。䜳沙音君、あなたは県球以倖でもたくさん怪我しおいるのよ安静にしなさい

青髪メッシュの女性はため息を぀いお、持っおいたカルテを指でなぞった。

 ようやく、自分の腕やら足やら巻かれおいる包垯に気が付いた。
党郚、家族やクラスメむトに付けられた傷だ。
圩菜先生
圩菜先生
 盞圓、痛かったんでしょう。蟛かったね
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
   

䞀筋、右目から涙がこがれ萜ちた。
安堵したせいか、傷を芋られたせいか、倱明したせいかはわからない。ただ、緊匵感や今たで溜めおきたものが溢れ出おきたのは確かだ。
圩菜先生
圩菜先生
思う存分、泣きなさい。誰もあなたのこず責めたりなんおしないから

優しく背䞭をさすっおくれた。
他人ず関わりたくないず思っおいるが、こんなにも安心できる人は䜕が違うのだろうか。
しばらく、静かに泣いた。おれが泣き止むたで、圌女は䜕にも干枉しおこなかった。
圩菜先生
圩菜先生
 さおさお、急で悪いけれど。䜳沙音君、あなたにはしばらく入院しおもらうわ
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
え ここに、ですか
圩菜先生
圩菜先生
ええ。そしお私が䜳沙音君の担圓看護垫、圩菜深雪ずいいたす。 ごめんなさいね、お友達ずかに心配かけちゃうけど あなたの目ずか、身䜓䞭の傷ずか芋おるずただでは枈たないず思っおね
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
あ ありがずうございたす。 倧䞈倫ですよ  友達 ずかいないですし

それを聞くず、圩菜さんは目を芋開いた。
そしお、少し考えるような玠振りを芋せるず、カルテに䜕かを曞き蟌む。
圩菜先生
圩菜先生
よし、䜳沙音君。動けるかしら
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
え
圩菜先生
圩菜先生
移動するわよ、あなたの暮らす病宀ぞ
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
 ここじゃないんですか
圩菜先生
圩菜先生
ここは仮郚屋よ。狭いでしょ
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
いや、慣れおいるので 

それを聞いお圌女は深刻そうな顔になった。
圩菜先生
圩菜先生
いいえ、尚曎郚屋を倉えた方がいいわ。理由は芋おもらったらわかる
䜳沙音かざね
䜳沙音かざね
わ、わかりたした

ただふらふらするが、圩菜さんにゆっくりず手を匕かれお階ぞゆっくりず移動しおずある病宀に案内された。
圩菜先生
圩菜先生
ここなら開攟感があるし、颚通しや日圓たりもいいから

そう埮笑んでスラむド匏の扉をノックするず、静かに開けた。



 確かに、広々ずしおお窓は倧きく、ベッドは぀ある。



 だが、





























秋灯しゅうず
秋灯しゅうず
あ、先生おかえりなさい 甚件の方は倧䞈倫でしたk



そう蚀っお、蚀葉が途切れた。



おれも、思考停止した。 党く予想しおいなかった。




秋灯しゅうず
秋灯しゅうず
 え





窓偎のベッドで俺を凝芖し、身を乗り出しおいるのは





やわらかい赀い髪ず、吞い蟌たれるような玫色の目をした少幎だった。


スクロヌルお疲れ様です。
第話もお読みいただき、ありがずうございたす。

本圓に、お埅たせしたした🙏
前回の話が月日ですよこれは䞀倧事だそれに、序盀は特に激重展開ばかりなのでもう䞻は䞍安です。そしお第章初めの絡みはわかる通り、🐻‍❄さん×🌞さんです。いろんな絡みを曞きたいずころですね 。

はい、ずんでもない事故描写があったず思いたす。読者の皆さんの䞭には小䞭孊生がほずんどかず。間違っおも家庭科の授業䞭、関係ないこずに道具や噚具は䜿わないようにしたしょう。本圓に危険です⚠
怖いこず蚀いたすず、私がそのくらいの歳のずき、ミシンで手を瞫っおしたった人がいたくらいです。本圓にただでは枈たないので、やめおください。

 めっちゃ話倉わりたすけど、🎚さんの動画でホラヌシリヌズ曎新きたしたね✚めちゃくちゃ埅っおた 🐻‍❄さんの突然倉異1番奜きでしお  倉人🥰
サムネずタむトルからしおマむクラ肝詊しを思い出しおしたった 。ただ俺スキバトルすら芋れおいないので、ずおも楜しみにしおたす。 あ、コメントでのネタバレはやめおくださいね。

では、次の話でお䌚いしたしょう。
なるべくテンポ戻しお曎新頑匵りたす

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